蟲師 (通常版) [DVD]
2008年11月29日 観た映像
「蟲師」(2006/日本)
原作: 漆原由紀
監督: 大友克洋
出演:オダギリジョー、大森南朋、
蒼井優、江角マキコ、他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
同名コミックの実写映画化。
原作本(講談社アフタヌーンコミックス)
のエピソードですが、
「柔らかい角」(単行本一巻)
「筆の海」(単行本二巻)
「雨がくる虹がたつ」(単行本二巻)
「眇の魚」(単行本三巻)
などから採って、オリジナル脚本になっていました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作が大好きで、アニメーション版は
限定版をずっと予約して全巻集めて
全プレ貰っちゃったくらいなんで・・・。
ギンコみたいな男に弱いんだ。
もー大好き。アニメーション版は声も
聴いているうちに慣れてきて好きになった。
だから、実写版はたぶん観ることはないと思ってた。
これも、家族のリクエストで観ることになった。
とりあえず、最初はかぶりついて観てみて
途中から、片手間になった。
映画単体では、あまり面白くなかった。
原作での「場面」を
映像でどう描いていくのか興味がありました。
文字が紙に戻っていくところなどは
CGとは便利でなかなか見事なものだと思いました。
淡幽とギンコの関係は原作の感じが好きです。
映画では明確に、ギンコ→淡幽への想いが
台詞の中で語られていましたが・・・・。
なんか違うなぁと思ってしまった。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ぬい。雰囲気はいいが、「語り」がもっと
もっと上手かったら良かったなぁ。
あの場面での台詞は。
言葉を音にするのは、本当に難しい。
ギンコ。
映画のほうは原作より、くにゃっとした感じ。
ちょっと柔らかい。
虹郎。存在感があったというか
目立ってたというか。
こういう役回りにしたのは面白い。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
コミックやアニメのだと、ギンコは
もうちょっと渋いような・・・っていうとヘンかな。
あちこちへ旅して商売もするから人なつっこいけれど
どこか掴めず、洞をかかえてて。
突き放した優しさがあるよな気がする。
また読み返そうかな。
DSの「蟲師~天降る里~」は発売前は楽しみだったが
結局買ってないのだ。プレイレビューをいろいろ
読んでみて、未だに思い切りがつかない。
原作: 漆原由紀
監督: 大友克洋
出演:オダギリジョー、大森南朋、
蒼井優、江角マキコ、他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
同名コミックの実写映画化。
原作本(講談社アフタヌーンコミックス)
のエピソードですが、
「柔らかい角」(単行本一巻)
「筆の海」(単行本二巻)
「雨がくる虹がたつ」(単行本二巻)
「眇の魚」(単行本三巻)
などから採って、オリジナル脚本になっていました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作が大好きで、アニメーション版は
限定版をずっと予約して全巻集めて
全プレ貰っちゃったくらいなんで・・・。
ギンコみたいな男に弱いんだ。
もー大好き。アニメーション版は声も
聴いているうちに慣れてきて好きになった。
だから、実写版はたぶん観ることはないと思ってた。
これも、家族のリクエストで観ることになった。
とりあえず、最初はかぶりついて観てみて
途中から、片手間になった。
映画単体では、あまり面白くなかった。
原作での「場面」を
映像でどう描いていくのか興味がありました。
文字が紙に戻っていくところなどは
CGとは便利でなかなか見事なものだと思いました。
淡幽とギンコの関係は原作の感じが好きです。
映画では明確に、ギンコ→淡幽への想いが
台詞の中で語られていましたが・・・・。
なんか違うなぁと思ってしまった。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ぬい。雰囲気はいいが、「語り」がもっと
もっと上手かったら良かったなぁ。
あの場面での台詞は。
言葉を音にするのは、本当に難しい。
ギンコ。
映画のほうは原作より、くにゃっとした感じ。
ちょっと柔らかい。
虹郎。存在感があったというか
目立ってたというか。
こういう役回りにしたのは面白い。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
コミックやアニメのだと、ギンコは
もうちょっと渋いような・・・っていうとヘンかな。
あちこちへ旅して商売もするから人なつっこいけれど
どこか掴めず、洞をかかえてて。
突き放した優しさがあるよな気がする。
また読み返そうかな。
DSの「蟲師~天降る里~」は発売前は楽しみだったが
結局買ってないのだ。プレイレビューをいろいろ
読んでみて、未だに思い切りがつかない。
コメントをみる |

昭和の喜劇映画を観たよ
2008年11月28日 観た映像「こちら55号 応答せよ! 危機百発」(1970/日本)
昭和の一時期、一世風靡したコンビ、
コント55号主演の喜劇映画。
監督:野村芳太郎
出演:坂上二郎、萩本欽一、長山藍子、倍賞美津子、
ピーター、加藤剛、他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
幼馴染の初恋の静ちゃんの言葉を胸に
ようやく警察官になった主人公。
今となっては人妻となったことを知らず
その夫である上司のもとで事件を追う。
偶然ヤクザの抗争事件を目撃した主人公。
コンビはそれぞれラーメン屋の店員と
路上生活者に身をやつして情報を探る。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
だいたい一時間半くらい。
内容はほとんどコメディながら、ベタだけど
今では出来ないような人情劇になってます。
コント(?)シーンでは、今となっては
笑っていいものかどうなのか、
なんとなく考えてしまいました。
「たぶんここ、笑うとこだよな」って。
おかしみ、哀しみが一緒になってるから
喜劇なのかも。
おなじみ欽ちゃんもわっかいけど
倍賞美津子さんが若くてキュートな
迫力のあるおねーさんで楽しかった。
しかし好きだった女性はかつて
自分が言った事などすっかり忘れてて、
ちっとも気付かないあたり。
恋敵にはさんざん苦労させられたのに
奥さんには「主人を男にしてやって」
なんて頼まれるとは切ないねえ・・・。
カラー作品だから、昔の風俗や景色なんだけど
何かいろいろなことが新鮮にうつりました。
今、かなり年配になっている彼らの
若い頃はこんなだったのかしらとか。
ラストシーンのちょっとやりきれないよーな、
寂しいところ、全部がハッピーにならないとこなど
あぁ~切ねぇ~って思いました。
このタイトル選んだのは家族で、
私はコンビの時代を知らないため
あまり興味が湧かなかったんです。
でもなーんか、最後まで観ちゃった・・・。
ひさびさに書く映画メモがこれってのも
なんだか自分では不思議。
昭和の一時期、一世風靡したコンビ、
コント55号主演の喜劇映画。
監督:野村芳太郎
出演:坂上二郎、萩本欽一、長山藍子、倍賞美津子、
ピーター、加藤剛、他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
幼馴染の初恋の静ちゃんの言葉を胸に
ようやく警察官になった主人公。
今となっては人妻となったことを知らず
その夫である上司のもとで事件を追う。
偶然ヤクザの抗争事件を目撃した主人公。
コンビはそれぞれラーメン屋の店員と
路上生活者に身をやつして情報を探る。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
だいたい一時間半くらい。
内容はほとんどコメディながら、ベタだけど
今では出来ないような人情劇になってます。
コント(?)シーンでは、今となっては
笑っていいものかどうなのか、
なんとなく考えてしまいました。
「たぶんここ、笑うとこだよな」って。
おかしみ、哀しみが一緒になってるから
喜劇なのかも。
おなじみ欽ちゃんもわっかいけど
倍賞美津子さんが若くてキュートな
迫力のあるおねーさんで楽しかった。
しかし好きだった女性はかつて
自分が言った事などすっかり忘れてて、
ちっとも気付かないあたり。
恋敵にはさんざん苦労させられたのに
奥さんには「主人を男にしてやって」
なんて頼まれるとは切ないねえ・・・。
カラー作品だから、昔の風俗や景色なんだけど
何かいろいろなことが新鮮にうつりました。
今、かなり年配になっている彼らの
若い頃はこんなだったのかしらとか。
ラストシーンのちょっとやりきれないよーな、
寂しいところ、全部がハッピーにならないとこなど
あぁ~切ねぇ~って思いました。
このタイトル選んだのは家族で、
私はコンビの時代を知らないため
あまり興味が湧かなかったんです。
でもなーんか、最後まで観ちゃった・・・。
ひさびさに書く映画メモがこれってのも
なんだか自分では不思議。
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006/04/19 ¥980
『華氏451 』Fahrenheit 451.
(1966年 イギリス/フランス)
監督/脚本:フランソワ・トリュフォー
原作:レイ・ブラッドベリ
脚本:ルイ・リシャール
音楽:バーナード・ハーマン
撮影:ニコラス・ローグ
美術:シド・ケイン
衣装デザイン:トニー・ウォルトン
製作補:ミッキー・デラマー
製作:ルイス・M・アレン
(ビニヤード・プロ)
出演:オスカー・ウェルナー
ジュリー・クリスティ
シリル・キューザック
アントン・ディフィリング 他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
反社会的思想を生む書物は法律で所持することも
読むことも禁止された近未来社会。
消防士のモンターグは違反者を取り締まる役人。
黒に統一された制服はエリートの証。
寡黙で素直な働きぶりは上司にも気に入られ
昇進の話をちらつかされて喜んでいた。
妻は社会規格に外れない生活を怠惰に楽しみ
放映される番組から目を離さないでいる。
通勤列車のなかで、あるとき隣人だというクラリスに
話しかけられたモンターグは本を読むことに
少しずつ興味を持つようになっていく。
市民が常用している薬は興奮剤に鎮静剤など。
時には服用しすぎて意識を失い、専門チームがやってきて
モノのように血液交換されることもある。
想像の人生をうらやむことなく、余計なことを考えず
全ての人間が平等に生きるための焚書だと
上司は言うが、果たして・・・。
やがて本にとりつかれた夫を厭い、妻が取った行動は。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
消防士(ファイアマン)の役割は火を消すことではなく
隠された本を探し出し、焚書をすること。
秘密警察みたいな扱いです。密告も奨励しているし。
なぜ火を消す職業が焚くほうへ?という理由は
全部耐火建築で火災が起こらない世の中だから
消防士の本来の仕事から変化したらしいです。
出動するときの映像も異様でびっくりだが
吊り下がってるモノレールのような列車から
長い階段だか梯子が降りてくるのも奇妙な感じ。
無理に未来都市や未来型の家にしていないところ
近未来なのにフツーの風景がいい感じ。
本来の消防士が不要な世界には見えません。
家のドアが自動だったり、現代のように薄型で
ワイド画面のテレビが壁にかけてあるが
家の中の電話は昔の電話で、しかもいたるところにあります。
移動してもその先に、子機じゃなくてそのまま電話。
当時はきっと斬新だったろうデザインの一戸建てや
集合住宅は、セットなのかどこかのモダンな建築物を
利用したのかわかりません。
フシギ満載で、これはツッコミを待っているに違いないと
思いたくなるような箇所がたくさん。
笑って良いのかどうしたらいいのか考えました。
どっかズレていて、その外しっぷりに
頭ぐるぐるしてくる映画。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
活字好き、特に本そのもの好きには一種のホラー映画かも。
大量の本を投げ落としたり燃やしたりする場面では
きっと胸が痛くなるでしょう。もったいない〜。
犠牲になる本のタイトルがはっきりくっきり画面に
表示されるので、何の本かな?と観ていくのも
なかなか興味深いです。有名な文学作品もたくさん
出演(?)してます。
<BOOKMANの村>で、本を一冊すべて暗記して
ヒトが本になるエピソードがしみじみ良かったです。
自己紹介するとき『<本のタイトル>の<名前>です』
って言うの。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
翻訳本持ってるけど未読のまま。
本が燃え上がる温度がFahrenheit451だということは
それにも書いてあったと思います。
うっかり先にこのような映画を観てしまったことで
小説のイメージも増幅されるに違いないです。
『華氏451 』Fahrenheit 451.
(1966年 イギリス/フランス)
監督/脚本:フランソワ・トリュフォー
原作:レイ・ブラッドベリ
脚本:ルイ・リシャール
音楽:バーナード・ハーマン
撮影:ニコラス・ローグ
美術:シド・ケイン
衣装デザイン:トニー・ウォルトン
製作補:ミッキー・デラマー
製作:ルイス・M・アレン
(ビニヤード・プロ)
出演:オスカー・ウェルナー
ジュリー・クリスティ
シリル・キューザック
アントン・ディフィリング 他
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
反社会的思想を生む書物は法律で所持することも
読むことも禁止された近未来社会。
消防士のモンターグは違反者を取り締まる役人。
黒に統一された制服はエリートの証。
寡黙で素直な働きぶりは上司にも気に入られ
昇進の話をちらつかされて喜んでいた。
妻は社会規格に外れない生活を怠惰に楽しみ
放映される番組から目を離さないでいる。
通勤列車のなかで、あるとき隣人だというクラリスに
話しかけられたモンターグは本を読むことに
少しずつ興味を持つようになっていく。
市民が常用している薬は興奮剤に鎮静剤など。
時には服用しすぎて意識を失い、専門チームがやってきて
モノのように血液交換されることもある。
想像の人生をうらやむことなく、余計なことを考えず
全ての人間が平等に生きるための焚書だと
上司は言うが、果たして・・・。
やがて本にとりつかれた夫を厭い、妻が取った行動は。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
消防士(ファイアマン)の役割は火を消すことではなく
隠された本を探し出し、焚書をすること。
秘密警察みたいな扱いです。密告も奨励しているし。
なぜ火を消す職業が焚くほうへ?という理由は
全部耐火建築で火災が起こらない世の中だから
消防士の本来の仕事から変化したらしいです。
出動するときの映像も異様でびっくりだが
吊り下がってるモノレールのような列車から
長い階段だか梯子が降りてくるのも奇妙な感じ。
無理に未来都市や未来型の家にしていないところ
近未来なのにフツーの風景がいい感じ。
本来の消防士が不要な世界には見えません。
家のドアが自動だったり、現代のように薄型で
ワイド画面のテレビが壁にかけてあるが
家の中の電話は昔の電話で、しかもいたるところにあります。
移動してもその先に、子機じゃなくてそのまま電話。
当時はきっと斬新だったろうデザインの一戸建てや
集合住宅は、セットなのかどこかのモダンな建築物を
利用したのかわかりません。
フシギ満載で、これはツッコミを待っているに違いないと
思いたくなるような箇所がたくさん。
笑って良いのかどうしたらいいのか考えました。
どっかズレていて、その外しっぷりに
頭ぐるぐるしてくる映画。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
活字好き、特に本そのもの好きには一種のホラー映画かも。
大量の本を投げ落としたり燃やしたりする場面では
きっと胸が痛くなるでしょう。もったいない〜。
犠牲になる本のタイトルがはっきりくっきり画面に
表示されるので、何の本かな?と観ていくのも
なかなか興味深いです。有名な文学作品もたくさん
出演(?)してます。
<BOOKMANの村>で、本を一冊すべて暗記して
ヒトが本になるエピソードがしみじみ良かったです。
自己紹介するとき『<本のタイトル>の<名前>です』
って言うの。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
翻訳本持ってるけど未読のまま。
本が燃え上がる温度がFahrenheit451だということは
それにも書いてあったと思います。
うっかり先にこのような映画を観てしまったことで
小説のイメージも増幅されるに違いないです。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2007/02/09 ¥3,980
『イルマーレ』THE LAKE HOUSE
(2006年 アメリカ)
監督:アレハンドロ・アグレスティ
脚本:ディビッド・オーバーン
製作:ダグ・デイビソン他
出演:キアヌ・リーブス
サンドラ・ブロック
ディラン・ウォルシュ
エボン・モス=バクラック
韓国の同名(邦題)映画をリメイク。
医師ケイト・フォースターは職場を変わるのをきっかけに
湖畔の家を引っ越すとき、郵便受けに次の住人向けに
メモを入れておいた。
「郵便物を転送してください」「犬の足跡は元からです」
それが2006年の冬のこと。
建築家アレックス・ワイラーがメモを見つけたとき
湖畔の家はボロボロで手入れが必要な状態だった。
以前誰かが住んでいた形跡はないのに何故?
そのまま疑問をメモにして返事をするアレックス。
ケイトは多少憤慨してまた手紙を書く。
ところがアレックスは丁度二年前に手紙を書いている。
お互いの日付がおかしいことに気付いて
戸惑いながら書簡のやり取りをする二人。
それぞれの心の内を素直に語り合っていくにつれ
惹かれ合っていく。
逢いたくても逢えないもどかしさ、
時の壁が取り払われることがあるのか、
恋のゆく末が気になる物語。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇サンドラ・ブロックは好きな女優さんなので
キアヌと再び共演してくれて楽しかったです。
◇けして急がず、丁寧に二人の置かれている情況や
心情を綴っていくのが丁度いいテンポ。
◇湖の風景いいし、シカゴの街並みもきれい。
犬がいい味。
◇序盤におこるあるできごとが観ている側に
引っ掛かるように上手いこと作られてるなと思いました。
◇弟役の人が良かったわ。線が細く見えて。
◇ケイトの元恋人役がまた脇役全開ポジション。
キアヌと迷うくらい演出強化して欲しかったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇時を越えて、という設定が大ツボでした。
観てると恋愛モノなのに、考えてみると
やわらかな優しいSFファンタジーですよ。
面白かったです。
オリジナル版の映画も観てみたくなりました。
(視聴07-0218)
『イルマーレ』THE LAKE HOUSE
(2006年 アメリカ)
監督:アレハンドロ・アグレスティ
脚本:ディビッド・オーバーン
製作:ダグ・デイビソン他
出演:キアヌ・リーブス
サンドラ・ブロック
ディラン・ウォルシュ
エボン・モス=バクラック
韓国の同名(邦題)映画をリメイク。
医師ケイト・フォースターは職場を変わるのをきっかけに
湖畔の家を引っ越すとき、郵便受けに次の住人向けに
メモを入れておいた。
「郵便物を転送してください」「犬の足跡は元からです」
それが2006年の冬のこと。
建築家アレックス・ワイラーがメモを見つけたとき
湖畔の家はボロボロで手入れが必要な状態だった。
以前誰かが住んでいた形跡はないのに何故?
そのまま疑問をメモにして返事をするアレックス。
ケイトは多少憤慨してまた手紙を書く。
ところがアレックスは丁度二年前に手紙を書いている。
お互いの日付がおかしいことに気付いて
戸惑いながら書簡のやり取りをする二人。
それぞれの心の内を素直に語り合っていくにつれ
惹かれ合っていく。
逢いたくても逢えないもどかしさ、
時の壁が取り払われることがあるのか、
恋のゆく末が気になる物語。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇サンドラ・ブロックは好きな女優さんなので
キアヌと再び共演してくれて楽しかったです。
◇けして急がず、丁寧に二人の置かれている情況や
心情を綴っていくのが丁度いいテンポ。
◇湖の風景いいし、シカゴの街並みもきれい。
犬がいい味。
◇序盤におこるあるできごとが観ている側に
引っ掛かるように上手いこと作られてるなと思いました。
◇弟役の人が良かったわ。線が細く見えて。
◇ケイトの元恋人役がまた脇役全開ポジション。
キアヌと迷うくらい演出強化して欲しかったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇時を越えて、という設定が大ツボでした。
観てると恋愛モノなのに、考えてみると
やわらかな優しいSFファンタジーですよ。
面白かったです。
オリジナル版の映画も観てみたくなりました。
(視聴07-0218)
スーパーマン リターンズ
2007年2月18日 観た映像
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2006/12/22 ¥2,980
1978年から4作のシリーズとなった実写映画版など、これまで何度も映像化された王道のヒーローが復活。5年ぶりに地球に戻ったスーパーマンが、記者クラーク・ケントとして元の職場で働き始めるが、愛する同僚のロイスは婚約中で、4歳の息子もいる。ショックを受ける彼に追い打ちをかけるように、宿敵ルーサーによる人類破壊計画が着々と・・・
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥引用ここまで
『スーパーマン リターンズ』SUPERMAN RETURNS
(2006年アメリカ)
監督/製作/ストーリー設定:
ブライアン・シンガー
脚本/ストーリー設定:
マイケル・ドアティー
ダン・ハリス
出演:ブランドン・ラウス
ケイト・ボスワース
ジェイムズ・マーズデン
フランク・ランジェラ
エバ・マリー・セイント
パーカー・ポージー
サム・ハンティントン
ケビン・スペイシー
==================================================
スーパーマンが失踪してから五年後、再び地球に帰って
ニューヨーク中心に困っている人たちを助けて
懲りない悪人に立ち向かう、という話でした。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
家族のリクエストにより試聴。
もともとの映画は大昔ちょこっと観た様な気がする。
ストーリーや定番ネタも詳しくは知らないのです。
従姉妹だか女の子のスーパーウーマンてのが
いませんでした?後付設定の話?
クラーク・ケントという新聞記者が
電話ボックスかどこかで着替えて(脱いで?)
突然空へ飛んでいくイメージがあったんですが
うーんとそのまま・・に近かったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
最初、時代が昔なのかと思いました。
でも液晶ディスプレイみたいなのが職場にあるし
パソコンも使っているため、現代なのだとわかりました。
それにしても全体的な雰囲気を上手にレトロにしてて
昔のイメージを壊さないよう工夫しているのかなと
思いました。
恋人ロイスが登場している飛行機を救いに行くあたり
特殊効果も気にならないくらい上手な場面で
迫力がありました。今の技術はすごいなと
こういう映画を観るたび毎度思います。
最初に作ったひとたちもびっくりするでしょうね。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
そうそう、メガネの新聞記者姿がかっこいいです。
天然なところもいいんだろうなと思いました。
それからメガネくらいでどうしてスーパーマンの正体が
ばれないんだろうとよくよく不思議になりました。
あとスーパーマンは負けないはずなのに
ヘンな緑の鉱物の土地で弱々しくなったのは
ショックでした。この映画で何ががっかりって
このあたりかも。子供かっつーの。
クリプトナイトとかいうの。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ヒロインより悪役のメンバーのなかのキティのほうに
目がいきました。コメディエンヌ。
憎めないキャラクターで、悪になりきれない様子が
なんともいえない可愛い女優さんでした。
あとヒロインと婚約していた俳優さんが
ケントさんに比べるといかにも脇役風な演出なのが
残念でした。
メインの俳優以外はあからさまにオーラを
目立たせないようにするのがハリウッド映画です。
今回ケントさんがああいう感じなので
ライバルもそれなりにがつーんとした役者さんを
あてるとか、もしくは演出でもっとかっこよさを
アピールして、揺れる女心(ロイス)を表現して
欲しかったです。
スーパーマンが帰ってきたらすぐ奪われそうだと
思うような構図と、子供についての暗示は
わかりやすさがいいのかな?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
実は途中で観るのが面倒になって
他のことしながら片手間になって観ました。
こういう清清しい(?)映画を家族で一緒に心から
楽しめなくなってるのが寂しいです。
心の中できっとツッコミ入れすぎなんだよね。
(試聴07-02初旬)
1978年から4作のシリーズとなった実写映画版など、これまで何度も映像化された王道のヒーローが復活。5年ぶりに地球に戻ったスーパーマンが、記者クラーク・ケントとして元の職場で働き始めるが、愛する同僚のロイスは婚約中で、4歳の息子もいる。ショックを受ける彼に追い打ちをかけるように、宿敵ルーサーによる人類破壊計画が着々と・・・
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥引用ここまで
『スーパーマン リターンズ』SUPERMAN RETURNS
(2006年アメリカ)
監督/製作/ストーリー設定:
ブライアン・シンガー
脚本/ストーリー設定:
マイケル・ドアティー
ダン・ハリス
出演:ブランドン・ラウス
ケイト・ボスワース
ジェイムズ・マーズデン
フランク・ランジェラ
エバ・マリー・セイント
パーカー・ポージー
サム・ハンティントン
ケビン・スペイシー
==================================================
スーパーマンが失踪してから五年後、再び地球に帰って
ニューヨーク中心に困っている人たちを助けて
懲りない悪人に立ち向かう、という話でした。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
家族のリクエストにより試聴。
もともとの映画は大昔ちょこっと観た様な気がする。
ストーリーや定番ネタも詳しくは知らないのです。
従姉妹だか女の子のスーパーウーマンてのが
いませんでした?後付設定の話?
クラーク・ケントという新聞記者が
電話ボックスかどこかで着替えて(脱いで?)
突然空へ飛んでいくイメージがあったんですが
うーんとそのまま・・に近かったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
最初、時代が昔なのかと思いました。
でも液晶ディスプレイみたいなのが職場にあるし
パソコンも使っているため、現代なのだとわかりました。
それにしても全体的な雰囲気を上手にレトロにしてて
昔のイメージを壊さないよう工夫しているのかなと
思いました。
恋人ロイスが登場している飛行機を救いに行くあたり
特殊効果も気にならないくらい上手な場面で
迫力がありました。今の技術はすごいなと
こういう映画を観るたび毎度思います。
最初に作ったひとたちもびっくりするでしょうね。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
そうそう、メガネの新聞記者姿がかっこいいです。
天然なところもいいんだろうなと思いました。
それからメガネくらいでどうしてスーパーマンの正体が
ばれないんだろうとよくよく不思議になりました。
あとスーパーマンは負けないはずなのに
ヘンな緑の鉱物の土地で弱々しくなったのは
ショックでした。この映画で何ががっかりって
このあたりかも。子供かっつーの。
クリプトナイトとかいうの。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ヒロインより悪役のメンバーのなかのキティのほうに
目がいきました。コメディエンヌ。
憎めないキャラクターで、悪になりきれない様子が
なんともいえない可愛い女優さんでした。
あとヒロインと婚約していた俳優さんが
ケントさんに比べるといかにも脇役風な演出なのが
残念でした。
メインの俳優以外はあからさまにオーラを
目立たせないようにするのがハリウッド映画です。
今回ケントさんがああいう感じなので
ライバルもそれなりにがつーんとした役者さんを
あてるとか、もしくは演出でもっとかっこよさを
アピールして、揺れる女心(ロイス)を表現して
欲しかったです。
スーパーマンが帰ってきたらすぐ奪われそうだと
思うような構図と、子供についての暗示は
わかりやすさがいいのかな?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
実は途中で観るのが面倒になって
他のことしながら片手間になって観ました。
こういう清清しい(?)映画を家族で一緒に心から
楽しめなくなってるのが寂しいです。
心の中できっとツッコミ入れすぎなんだよね。
(試聴07-02初旬)
DVD バンダイビジュアル 2006/11/24 ¥10,290
『攻殻機動隊Atand Alone Complex』続編。
難民が蜂起した事件から二年後の公安9課。
草薙の代わりにトグサが新人の増えた課をまとめていた。
刺青を入れたテロリストが人質をとって立て篭もる事件で
自殺した犯人が遺した謎の言葉<傀儡廻>。
その後も連続する事件の影に潜むのは誰なのか。
<傀儡廻>とは何か。
============================================
草薙素子がいないといまいちなバトーさんが
トグサにけっとばされつつ事件を追います。
どこかで確かに草薙の存在を信じている様子が
観ているものに再会への期待を膨らませます。
このへんは劇場版攻殻の『イノセンス』に
通じるものがあります。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
どっちでもバトーさんは素子がいないと
しっかりしてないんだからもーと
思わせるようなところがいいのでしょうか。
一本でも充分楽しめる映画になっています。
観終わったあと、この事件をシリーズで
長いこと描いてくれてたら
もっと楽しめただろうなあと思いました。
すぐ終っちゃった気がします。
筋や場面にがっかりするのではと
余計なこと考えて不安になることもないし、
絵のブレを気にすることなく、そういう意味で
安心して最後まで作品ぜんぶに集中できるのが
このシリーズの嬉しいところです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
発売当時、毎月予約して届いたのを
ごしょーだいじに仕舞っておいた
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』ですが、
今年に入ってから一気に観ました。
最初のシリーズは全話は観ていなかったため
地上波で放映しなかった話をまとめて
最初からじっくり観てから、2nd GIGを観よう!と
頑固に自分ルールを決めてたのが悪かったです。
さっさと観れば良かったです。
晩秋にコレが届いたので、今度こそ観ようと
最初のシリーズから「笑い男総集編」、
2nd GIGと始めたら止まらなくなりました。
いつかまた長編シリーズになったらいいですね。
最初が面白いと続編が続けば続くほど
視聴者の望む満足度みたいなものの
ハードルが高くなるような気がします。
また観たいです。
(試聴07-02初旬)
『攻殻機動隊Atand Alone Complex』続編。
難民が蜂起した事件から二年後の公安9課。
草薙の代わりにトグサが新人の増えた課をまとめていた。
刺青を入れたテロリストが人質をとって立て篭もる事件で
自殺した犯人が遺した謎の言葉<傀儡廻>。
その後も連続する事件の影に潜むのは誰なのか。
<傀儡廻>とは何か。
============================================
草薙素子がいないといまいちなバトーさんが
トグサにけっとばされつつ事件を追います。
どこかで確かに草薙の存在を信じている様子が
観ているものに再会への期待を膨らませます。
このへんは劇場版攻殻の『イノセンス』に
通じるものがあります。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
どっちでもバトーさんは素子がいないと
しっかりしてないんだからもーと
思わせるようなところがいいのでしょうか。
一本でも充分楽しめる映画になっています。
観終わったあと、この事件をシリーズで
長いこと描いてくれてたら
もっと楽しめただろうなあと思いました。
すぐ終っちゃった気がします。
筋や場面にがっかりするのではと
余計なこと考えて不安になることもないし、
絵のブレを気にすることなく、そういう意味で
安心して最後まで作品ぜんぶに集中できるのが
このシリーズの嬉しいところです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
発売当時、毎月予約して届いたのを
ごしょーだいじに仕舞っておいた
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』ですが、
今年に入ってから一気に観ました。
最初のシリーズは全話は観ていなかったため
地上波で放映しなかった話をまとめて
最初からじっくり観てから、2nd GIGを観よう!と
頑固に自分ルールを決めてたのが悪かったです。
さっさと観れば良かったです。
晩秋にコレが届いたので、今度こそ観ようと
最初のシリーズから「笑い男総集編」、
2nd GIGと始めたら止まらなくなりました。
いつかまた長編シリーズになったらいいですね。
最初が面白いと続編が続けば続くほど
視聴者の望む満足度みたいなものの
ハードルが高くなるような気がします。
また観たいです。
(試聴07-02初旬)
DVD 日活 2006/09/08 ¥3,990
『ポビーとディンガン』
2005年 英/豪
監督:ピーター・カッタネオ
製作:リジー・ガウワー
エミール・シャーマン
製作総指揮:フィノラ・ドワイヤー
ロバート・ジョーンズ
デヴィッド・M.トンプソン
撮影監督:ロバート・ハンフリーズ
脚本:フィル・トレイル
原作:ベン・ライス
出演:クリスチャン・ベイヤーズ(アシュモル)
サファイア・ボイス(ケリーアン)
ヴィンス・コロシモ(レックス(父))
ジャクリーン・マッケンジー(アニー(母))
==================================================
オーストラリアの田舎町ライトニングブリッジ。
オパールの採掘場所として知られる辺鄙な町に
両親と妹と四人家族で暮らす少年アシュモル。
父親はいつか質の高いオパールを発掘することを
夢見ながら、毎日土まみれになっている。
母親はグローサリーショップでレジのパートを
して生活を支えていた。
妹のケリーアンは学校にも近所にも友達を作らず
空想の中の友達といつも遊んでいた。
二人の友達の名前はポビーとディンガン。
妹の様子に両親はなんとかつきあってきたが、
兄のアシュモルは苛立たしく感じていた。
他人の眼には奇異としか映らないケリーアンの
言動は、ときどき両親を困惑させる。
あるとき父親が見えない友達を彼女から
引き離そうとしたことで、騒動が起こった・・・。
==================================================
以前、新聞のシネマ欄に掲載されていた記事を読み
ずっと長いこと探していました。
幼い兄妹と「見えない友達」の話ということは
頭に残ってて、タイトルを失念してました。
度々レンタルショップで探したんですが
タイトルがわかってないと難しいですね。
いっそのこと検索のほうが何かわかるんじゃ・・。
適当な文言で探してみたらありました。
単館上映などの映画を集めたコーナーにあって
ようやく観られました。
==================================================
ポビーとディンガンが行方不明になったと
ケリーアンは半狂乱になり、みるみるうちに
衰弱していきます。
空想の友達を嫌っていたアシュモルは
妹のために「尋ね人」の広告を町中に貼って
ポビーとディンガンをあちこち捜し歩くのですが
見つかりません。
お父さんは採掘場のトラブルで街のひとたちに
ドロボウ扱いされて、家族に向ける視線も冷たい。
大人がそうなら、子供たちもまた同じように
その子供を苛めたり仲間はずれにします。
その上、ケリーアンの行動は町の多くの人が
知っていて、気がふれているかのように噂します。
空想の友達と遊ぶことが
小さい頃にはよくあること、と同情的だった人も
周囲の評判に流されていくし
家族に味方してくれる人は少なかった。
そんななかで、アシュモルが妹のために
チラシを作って貼っていく様子はけなげ。
妹や家族を想う気持ちが切ない話でした。
見えるはずのない友達との奇蹟を
どう表現していくか、注目していましたが
なるほどと思いました。
ハンカチ絞るほど泣かされるわけじゃないし
けっこうあっさり終ってしまったけど
なんか心に残る映画。
裁判する判事がいい人で良かったよ。
(視聴07-0119)
『ポビーとディンガン』
2005年 英/豪
監督:ピーター・カッタネオ
製作:リジー・ガウワー
エミール・シャーマン
製作総指揮:フィノラ・ドワイヤー
ロバート・ジョーンズ
デヴィッド・M.トンプソン
撮影監督:ロバート・ハンフリーズ
脚本:フィル・トレイル
原作:ベン・ライス
出演:クリスチャン・ベイヤーズ(アシュモル)
サファイア・ボイス(ケリーアン)
ヴィンス・コロシモ(レックス(父))
ジャクリーン・マッケンジー(アニー(母))
==================================================
オーストラリアの田舎町ライトニングブリッジ。
オパールの採掘場所として知られる辺鄙な町に
両親と妹と四人家族で暮らす少年アシュモル。
父親はいつか質の高いオパールを発掘することを
夢見ながら、毎日土まみれになっている。
母親はグローサリーショップでレジのパートを
して生活を支えていた。
妹のケリーアンは学校にも近所にも友達を作らず
空想の中の友達といつも遊んでいた。
二人の友達の名前はポビーとディンガン。
妹の様子に両親はなんとかつきあってきたが、
兄のアシュモルは苛立たしく感じていた。
他人の眼には奇異としか映らないケリーアンの
言動は、ときどき両親を困惑させる。
あるとき父親が見えない友達を彼女から
引き離そうとしたことで、騒動が起こった・・・。
==================================================
以前、新聞のシネマ欄に掲載されていた記事を読み
ずっと長いこと探していました。
幼い兄妹と「見えない友達」の話ということは
頭に残ってて、タイトルを失念してました。
度々レンタルショップで探したんですが
タイトルがわかってないと難しいですね。
いっそのこと検索のほうが何かわかるんじゃ・・。
適当な文言で探してみたらありました。
単館上映などの映画を集めたコーナーにあって
ようやく観られました。
==================================================
ポビーとディンガンが行方不明になったと
ケリーアンは半狂乱になり、みるみるうちに
衰弱していきます。
空想の友達を嫌っていたアシュモルは
妹のために「尋ね人」の広告を町中に貼って
ポビーとディンガンをあちこち捜し歩くのですが
見つかりません。
お父さんは採掘場のトラブルで街のひとたちに
ドロボウ扱いされて、家族に向ける視線も冷たい。
大人がそうなら、子供たちもまた同じように
その子供を苛めたり仲間はずれにします。
その上、ケリーアンの行動は町の多くの人が
知っていて、気がふれているかのように噂します。
空想の友達と遊ぶことが
小さい頃にはよくあること、と同情的だった人も
周囲の評判に流されていくし
家族に味方してくれる人は少なかった。
そんななかで、アシュモルが妹のために
チラシを作って貼っていく様子はけなげ。
妹や家族を想う気持ちが切ない話でした。
見えるはずのない友達との奇蹟を
どう表現していくか、注目していましたが
なるほどと思いました。
ハンカチ絞るほど泣かされるわけじゃないし
けっこうあっさり終ってしまったけど
なんか心に残る映画。
裁判する判事がいい人で良かったよ。
(視聴07-0119)
『宇宙戦争』WAR OF THE WORLDS
2005年アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作総指揮:ポーラ・ワグナー
製作:キャスリーン・ケネディ
コリン・ウィルソン
原作:H.G.ウェルズ Herbert George Wells
出演:トム・クルーズ(レイ)
ダコタ・ファニン(レイチェル)
ジャスティン・チャットウィン(ロビー)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いつもと変わらない日常。普段とちょっとだけ
変わったことといえば、レイは離婚した妻から
二人の子供を預かっていた。労働者の父親は
さえない風体で、思春期の兄妹とはなかなか
会話が噛みあわない。
このシーンだけなら家族愛の物語かと思うくらい
平穏で、よくある光景。ところが・・・。
瞬く間に暗くなる空と、突如として吹き荒れる
尋常でない風。停電。電話や車のエンジンを含め、
あらゆる電気系統は全てショートしてしまう。
怯える子供を家に残してレイは様子を観に家を出る。
放たれた光の矢、地中からは異形の巨大な機械。
何事か把握できない市民たちが次々と消されていく。
逃げ惑う大勢の人間たち。
車は玩具のように吹っ飛び、街が破壊される。
レイはパニックになりながら家までたどり着き
子供を連れてある場所へ向かう。
頭に残っているたったひとつの逃げ道は
ついさっき知り合いにアドバイスをしたあれだけ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
H.G.ウェルズの古典SFを映画化。
大きな宇宙船が姿を現すまでのじっくり描写は不気味。
メカには一瞬笑いそうになったが、その間もなく
恐怖のどん底に叩き落される主人公や市民を観ながら
いつしかこっちも寒くなってきました。
前半のパニックホラーは凄まじい。
その時、自分たちだけ助かる道を、
頭ごちゃごちゃになりながら冷静に見極めた父親も
すごいと思ったし、利己的な行動もいざとなったら
身内しかかまっていられない様子がよくわかる。
妹が恐怖からヒステリックになり過呼吸を起こし、
宥める兄の様子や、たった一台の「動く」車を巡って
起こる避難民の暴動、徐々に若者らしい義憤(?)に
かられて無謀にも敵に向かおうとする息子の様子など
遣り切れないが印象に残る場面は多かったです。
ダコタ・ファニングの出演映画をじっくり
観たのは、これが初めて。
年若いながら、ときどき驚くような役者さんが
いるもんだと思いました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
後半、親子が隠れ家に潜むあたりから
何か昔のマンガみたいになってきた。
だんだんシリアスに観られなくなってきました。
それだけの宇宙船こさえる文明(と言うのだろうか)を
持ちながら、熱源探知とか出来ないのかよー!と
ツッコミを入れながら観てました。
心臓の音とか湿気や呼吸に反応するセンサーとか
持ってなかったのかしらん。むーん。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作は未読。
映画を観る前は、父親が家族を守るために
無理なスーパーマンになる定番映画かな?と
思ってて、前半は「恐怖えいが!ひぃぃー!」
後半はSFパロディ半々気分で観ました。
考えてたより面白かったです。
(視聴06-12/19)
2005年アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作総指揮:ポーラ・ワグナー
製作:キャスリーン・ケネディ
コリン・ウィルソン
原作:H.G.ウェルズ Herbert George Wells
出演:トム・クルーズ(レイ)
ダコタ・ファニン(レイチェル)
ジャスティン・チャットウィン(ロビー)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いつもと変わらない日常。普段とちょっとだけ
変わったことといえば、レイは離婚した妻から
二人の子供を預かっていた。労働者の父親は
さえない風体で、思春期の兄妹とはなかなか
会話が噛みあわない。
このシーンだけなら家族愛の物語かと思うくらい
平穏で、よくある光景。ところが・・・。
瞬く間に暗くなる空と、突如として吹き荒れる
尋常でない風。停電。電話や車のエンジンを含め、
あらゆる電気系統は全てショートしてしまう。
怯える子供を家に残してレイは様子を観に家を出る。
放たれた光の矢、地中からは異形の巨大な機械。
何事か把握できない市民たちが次々と消されていく。
逃げ惑う大勢の人間たち。
車は玩具のように吹っ飛び、街が破壊される。
レイはパニックになりながら家までたどり着き
子供を連れてある場所へ向かう。
頭に残っているたったひとつの逃げ道は
ついさっき知り合いにアドバイスをしたあれだけ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
H.G.ウェルズの古典SFを映画化。
大きな宇宙船が姿を現すまでのじっくり描写は不気味。
メカには一瞬笑いそうになったが、その間もなく
恐怖のどん底に叩き落される主人公や市民を観ながら
いつしかこっちも寒くなってきました。
前半のパニックホラーは凄まじい。
その時、自分たちだけ助かる道を、
頭ごちゃごちゃになりながら冷静に見極めた父親も
すごいと思ったし、利己的な行動もいざとなったら
身内しかかまっていられない様子がよくわかる。
妹が恐怖からヒステリックになり過呼吸を起こし、
宥める兄の様子や、たった一台の「動く」車を巡って
起こる避難民の暴動、徐々に若者らしい義憤(?)に
かられて無謀にも敵に向かおうとする息子の様子など
遣り切れないが印象に残る場面は多かったです。
ダコタ・ファニングの出演映画をじっくり
観たのは、これが初めて。
年若いながら、ときどき驚くような役者さんが
いるもんだと思いました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
後半、親子が隠れ家に潜むあたりから
何か昔のマンガみたいになってきた。
だんだんシリアスに観られなくなってきました。
それだけの宇宙船こさえる文明(と言うのだろうか)を
持ちながら、熱源探知とか出来ないのかよー!と
ツッコミを入れながら観てました。
心臓の音とか湿気や呼吸に反応するセンサーとか
持ってなかったのかしらん。むーん。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作は未読。
映画を観る前は、父親が家族を守るために
無理なスーパーマンになる定番映画かな?と
思ってて、前半は「恐怖えいが!ひぃぃー!」
後半はSFパロディ半々気分で観ました。
考えてたより面白かったです。
(視聴06-12/19)
Ergo Proxy
2006年12月20日 観た映像
DVD ジェネオン エンタテインメント
2006年5月〜
===============================
最近、レンタルで一巻から借りて
ゆっくり観ています。
オープニングの曲が気に入っています。
どこか懐かしげ。気持ちいい。
歌ってるアーティストのほかの曲も
聴いてみたいです。
================================
本編は最初、謎ばかりのサスペンス・ホラーなのか
第1話目はなんだかさっぱりわからず。
そのうち少しずつ話が動いてきて
面白いなと思い始めるようになりました。
ときどきムダとも思えるほどの「あそび」が
入ってきて、楽しいときもある。
またそれが退屈だったり、繰り返しが
ちょっと鬱陶しくて、早く先に進めばいいのに
と思うときもあって、それも楽しい。
情けない登場人物にここまで自分が
興味をもつのも珍しくて、不思議。
絵柄がときどき、美しいときと
そうではないときの開きがありすぎて
残念に思うこともあった。
もっと絵が安定してたら
ちゃんと買って揃えたかった。
先日ようやく七巻目まで視聴。
先が気になっています。
2006年5月〜
===============================
最近、レンタルで一巻から借りて
ゆっくり観ています。
オープニングの曲が気に入っています。
どこか懐かしげ。気持ちいい。
歌ってるアーティストのほかの曲も
聴いてみたいです。
================================
本編は最初、謎ばかりのサスペンス・ホラーなのか
第1話目はなんだかさっぱりわからず。
そのうち少しずつ話が動いてきて
面白いなと思い始めるようになりました。
ときどきムダとも思えるほどの「あそび」が
入ってきて、楽しいときもある。
またそれが退屈だったり、繰り返しが
ちょっと鬱陶しくて、早く先に進めばいいのに
と思うときもあって、それも楽しい。
情けない登場人物にここまで自分が
興味をもつのも珍しくて、不思議。
絵柄がときどき、美しいときと
そうではないときの開きがありすぎて
残念に思うこともあった。
もっと絵が安定してたら
ちゃんと買って揃えたかった。
先日ようやく七巻目まで視聴。
先が気になっています。
DVD バンダイビジュアル 2004/03/11 ¥3,990
監督:北野武
出演:
北野武(座頭市)
浅野忠信(服部源之助)
夏川結衣(おしの)
ガダルカナルタカ(新吉)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
金髪のあんまさんも面白いし
畑で耕すシーンもリズムにのせてて
遊びがいっぱい。
公開当時話題だったタップの場面は
どこかなと思ってたら
そんなところで。
腕がたつ様子をテンポ良く
かっこよく描いてるところで
ちょっと少年漫画っぽい。
ギャグが散りばめられてて
楽しかったが、そのぶん
悲劇的な場面での感情移入が
間に合わず、何か軽い印象に。
北野監督の映画は、他のも
ちゃんと観たこと無いので
この映画が独特なのではなく
他の作品でも同じような演出や
カットを入れてるのかな?と
ちょっと慣れずに思いました。
面白かったけど、もう一味
欲しい気分で観終わりました。
(視聴 ’06-12/10)
=========================================
時代劇で思い出した。
先月(11/09)NHK-BS2で放映した
『この首一万石』を途中から観ました。
大川橋蔵、江利チエミ出演。
槍持ちの男が、大名同士の諍いに
たまたま運悪く巻き込まれ、
悲劇的な運命を辿るまでの話。
封建社会の階級制度や
武士という人間の建前、自尊心、
位が下の者の人間をどのように
思っているか、痛烈にこきおろした一遍。
「武士道」ばかり日本の美しさだと
強調してもつくづく仕方ないと思える。
===========================================
ついでに12/10は夜のテレビ放映で
『ラスト・サムライ』も初めて観ました。
ファンタジーで興味深かった。
明治剣客浪漫譚。
おじぎの仕方・・・タイミング?が
ちょっとずれてる気がしました。
あと土下座についてなど。
日本人ってまだまだ
ああゆうふうに思われている、わけでは
ないと思いますがどうでしょうか。
監督:北野武
出演:
北野武(座頭市)
浅野忠信(服部源之助)
夏川結衣(おしの)
ガダルカナルタカ(新吉)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
金髪のあんまさんも面白いし
畑で耕すシーンもリズムにのせてて
遊びがいっぱい。
公開当時話題だったタップの場面は
どこかなと思ってたら
そんなところで。
腕がたつ様子をテンポ良く
かっこよく描いてるところで
ちょっと少年漫画っぽい。
ギャグが散りばめられてて
楽しかったが、そのぶん
悲劇的な場面での感情移入が
間に合わず、何か軽い印象に。
北野監督の映画は、他のも
ちゃんと観たこと無いので
この映画が独特なのではなく
他の作品でも同じような演出や
カットを入れてるのかな?と
ちょっと慣れずに思いました。
面白かったけど、もう一味
欲しい気分で観終わりました。
(視聴 ’06-12/10)
=========================================
時代劇で思い出した。
先月(11/09)NHK-BS2で放映した
『この首一万石』を途中から観ました。
大川橋蔵、江利チエミ出演。
槍持ちの男が、大名同士の諍いに
たまたま運悪く巻き込まれ、
悲劇的な運命を辿るまでの話。
封建社会の階級制度や
武士という人間の建前、自尊心、
位が下の者の人間をどのように
思っているか、痛烈にこきおろした一遍。
「武士道」ばかり日本の美しさだと
強調してもつくづく仕方ないと思える。
===========================================
ついでに12/10は夜のテレビ放映で
『ラスト・サムライ』も初めて観ました。
ファンタジーで興味深かった。
明治剣客浪漫譚。
おじぎの仕方・・・タイミング?が
ちょっとずれてる気がしました。
あと土下座についてなど。
日本人ってまだまだ
ああゆうふうに思われている、わけでは
ないと思いますがどうでしょうか。
DVD メディアファクトリー 2005/08/26 ¥3,990 1870年パリのオペラ座で、プリマドンナが事故に巻き込まれ役を降板。新人のバレエダンサーのクリスティーヌが大役を得て、舞台を成功に導く。しかし、その姿をじっと見つめる仮面の男がいた。幼なじみの男性ラウルと再会して喜ぶ彼女を、仮面の男は地下深く連れ去る。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ここまで引用そのまま
製作/作曲/脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー
出演:
ジェラルド・バトラー(ファントム)
エミー・ロッサム(クリスティーヌ)
パトリック・ウィルソン(ラウル)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
舞台は未見、映画もはじめて観ました。
このような思い込みの激しい怖い男の話だとは
知らなくて、観ててびっくり。すごいお話。
今までずっと人間じゃないひとの悲恋ものかと
思ってましたよー。
これまた舞台、背景、調度品に素晴らしく
美しい衣装。目が釘付け。
ヒロインの揺れ具合、不思議な想いで
なんだろうこの女の子はと思いながら
観てました。
わかるようなわからないような、
やー、やはりわかりづらい。
舞台だとさぞ豪華で迫力の在る物語だろうと
夢想しました。
(視聴’06-11/18)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ここまで引用そのまま
製作/作曲/脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー
出演:
ジェラルド・バトラー(ファントム)
エミー・ロッサム(クリスティーヌ)
パトリック・ウィルソン(ラウル)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
舞台は未見、映画もはじめて観ました。
このような思い込みの激しい怖い男の話だとは
知らなくて、観ててびっくり。すごいお話。
今までずっと人間じゃないひとの悲恋ものかと
思ってましたよー。
これまた舞台、背景、調度品に素晴らしく
美しい衣装。目が釘付け。
ヒロインの揺れ具合、不思議な想いで
なんだろうこの女の子はと思いながら
観てました。
わかるようなわからないような、
やー、やはりわかりづらい。
舞台だとさぞ豪華で迫力の在る物語だろうと
夢想しました。
(視聴’06-11/18)
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006/11/30 ¥1,800 18世紀の終わり。イギリスの田舎町の豪邸に金持ちの独身男性ヒングリ−が越してきた。女性に相続権のない時代ゆえ、お金持ちの男性との結婚は女の花道。そんな中、舞踏会が開かれ、ベネット家の五姉妹の長女ジェーンとヒングリーの間には恋が芽生える。そして次女エリザベスは、ヒングリーの友人ダーシーのプライドの高さに反感を持ちつつ…
‥‥‥‥‥‥‥‥ここまで引用そのまま
反感持ちつつ惹かれちゃうという恒例パターンと
すれ違いが重なってもどかしいのと
実はこうだったってのはありがちなんだけど
このお話が今の女性向けロマンス小説のおおもと
らしいですねー。全然存じませんで。
恋愛ドラマとして素直に面白かったです。
後半全部パタパタと上手に畳んでくとこや
ドレスの可愛さなどに注目してました。
いい男は容姿じゃないな〜。
好みと違うなと思って観てても
終わりの頃はなるほど納得と思うのが
向こうの恋愛映画であった。
(視聴’06-10/21)
‥‥‥‥‥‥‥‥ここまで引用そのまま
反感持ちつつ惹かれちゃうという恒例パターンと
すれ違いが重なってもどかしいのと
実はこうだったってのはありがちなんだけど
このお話が今の女性向けロマンス小説のおおもと
らしいですねー。全然存じませんで。
恋愛ドラマとして素直に面白かったです。
後半全部パタパタと上手に畳んでくとこや
ドレスの可愛さなどに注目してました。
いい男は容姿じゃないな〜。
好みと違うなと思って観てても
終わりの頃はなるほど納得と思うのが
向こうの恋愛映画であった。
(視聴’06-10/21)
『オリバー・ツイスト』Oliver Twist
2004(英・仏・伊・チェコ)
監督:ロマン・ポランスキー
製作:ロベール・ベンムッサ
アラン・サルド
原作:チャールズ・ディケンズ
(1812-1870)
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:バーニー・クラーク(オリバー)
ベン・キングズレー(フェイギン)
ハリー・イーデン(ドジャー)
ジェイミー・フォアマン(ビル)
リアン・ロウ(ナンシー)他
音楽:レイチェル・ポートマン
撮影監督:パヴェル・エデルマン
衣装デザイン:アンナ・シェパード
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
孤児オリバーが救貧院での労働、丁稚奉公を経て
単身ロンドンに向かい、歩き通し、
精魂尽き果てて倒れ伏しているところを
声を掛けてきた少年の属する盗賊団に
内情をわからぬまま入り、初仕事でしくじって
裕福な紳士の同情を得て、運良く小間使いとして
引き取ってもらえたのも束の間、盗賊団一味から
執拗に狙われ、再びアジトに戻ってくることに・・・。
果たしてオリバー少年に救いの手はくるのか?
と、いうお話。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
19世紀のイギリス。
子供の人権なんてなかったような時代。
庇護者のない孤児になれば、悲惨な環境で
毎日を過ごす場合がほとんどだろうと思わせる。
救貧院のものごとを決定する大人たちは
ご馳走を食べながらぶくぶく太り、
子供たちには器の半分にも満たないほどの粥。
(オートミールみたいなのかな。しかも濁った色が
ものすごい不味そう)
連れまわす役人や係官の衣装と容貌は
その存在だけで子供を苛めそうに見え、
裁判所の判事は厳格で口答えを許さない様子が
これまた型にはまっていて、哀れな子供たちを囲む
大人それぞれが「やなやつ」を見事に演じていて、
すごいなと思いました。
==============================================
以下、
ラスト内容(主人公の行く末)まで言及してます。
映画未見の場合で今後観る予定がある場合
ご注意ください。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
日本向け映画予告編ではフェイギンを
『心優しき悪党』のようなキャプションをつけ
紹介していたが・・・
あれは「優しい」んじゃなくて
「心弱い」だと思うなぁ。
弱くて卑しい、小さい。
それでも哀れに見える。
身寄りのない子供を集めて窃盗団にして
あらゆる底辺の悪事に染めていく。
高級品が入った宝箱を隠し、目撃されたら
刃物で脅して、返答次第では殺そうとする。
保身のために嘘の証言をして、育てた子供を
絞首台に送る。「優しい」って冠をつけた人は
どんな深い考察を持ってつけたのか
宣伝担当に尋ねてみたい。
年端のいかない頃から、少女たちには
街角に立たせてたような印象を受けたが。
無垢な少年が最後に幸せを掴む、
のように物語を説明されているが・・・
本当にあれが幸せなのか。
永遠に消えない傷を負った少年は
無垢のままでいられるのか。
庇護者が表われ経済的にも困らず
充分な教育を受け、
また人の愛情も受けるだろう。
オリバーの境遇の変化以外の救いがない。
これから少年に開ける未来を予想すれば
明るい気持ちになっておかしくないのに
この映画ではそれが無いし、そういう終り方には
なっていないような気がする。
また、天使のような美しさや、
庇護欲をそそる寂しげで哀しげな様子が
もし少年になかったら、周囲の大人たちは
どうしたろう。
窃盗や詐欺が生きていくために
賢いとは決して思わないと断っておくが、
この映画を観ている限り、ロンドンに着いてからの
オリバーには、ほとんど受け身で周囲に流されるまま。
明確な意思表示をしても受け入れられないという
残酷な状況ではあったが、それにしても
最後まで「救い」を待っている無力で哀れな
少年だった。この物語が冒険小説などでは
ないからだし、少年が苦労してやがて成長して
成功するなんて話でもない。
無垢で居続けることは
生きるために知恵を働かせ、策を練り、
前向きに行動して、何かを自分の手で
獲得することとは相容れないのか。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作もこんななのかな〜・・・??
ディケンズ原作で読んだ事あるのは
「大いなる遺産」くらいか。映画も観た。
翻訳小説を探してみたら、すぐ見つかったのが
新潮と角川の文庫。映画公開に合わせてだろうか
2005年末と2006年初めにそれぞれ新装版として
刊行されている。
こういうとき、ネット書店でも物語の内容だけでなく
翻訳の比較や、読みやすいレイアウトかどうかも
わかるといいのに、とつくづく思う。
そりゃ本屋で実際に比べないと無理だ。
本を開いたとき受ける印象。
文字サイズ、字間書体といろいろ好みがある。
どっちもたいした違いはないようですが
手に取ってみると案外あるものです。
手元に置いて、実際に読むなら
読みやすいほうがいい。
昔の文庫に比べて今は本当に一ページに文字が少ない。
そのせいで頁が嵩み、本は厚くなって料金も高くなる。
・・・かもしれないが、私はパラッとした印刷のほうが
やっぱり好きです。
(06-10-20に鑑賞)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ひと月もまえだけど
下書きメモ残ってました。
観てすぐだからこんな感じの感想になったんだろう。
えーとこの前後にも何本か観てます。
機会があったら書きます。
2004(英・仏・伊・チェコ)
監督:ロマン・ポランスキー
製作:ロベール・ベンムッサ
アラン・サルド
原作:チャールズ・ディケンズ
(1812-1870)
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:バーニー・クラーク(オリバー)
ベン・キングズレー(フェイギン)
ハリー・イーデン(ドジャー)
ジェイミー・フォアマン(ビル)
リアン・ロウ(ナンシー)他
音楽:レイチェル・ポートマン
撮影監督:パヴェル・エデルマン
衣装デザイン:アンナ・シェパード
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
孤児オリバーが救貧院での労働、丁稚奉公を経て
単身ロンドンに向かい、歩き通し、
精魂尽き果てて倒れ伏しているところを
声を掛けてきた少年の属する盗賊団に
内情をわからぬまま入り、初仕事でしくじって
裕福な紳士の同情を得て、運良く小間使いとして
引き取ってもらえたのも束の間、盗賊団一味から
執拗に狙われ、再びアジトに戻ってくることに・・・。
果たしてオリバー少年に救いの手はくるのか?
と、いうお話。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
19世紀のイギリス。
子供の人権なんてなかったような時代。
庇護者のない孤児になれば、悲惨な環境で
毎日を過ごす場合がほとんどだろうと思わせる。
救貧院のものごとを決定する大人たちは
ご馳走を食べながらぶくぶく太り、
子供たちには器の半分にも満たないほどの粥。
(オートミールみたいなのかな。しかも濁った色が
ものすごい不味そう)
連れまわす役人や係官の衣装と容貌は
その存在だけで子供を苛めそうに見え、
裁判所の判事は厳格で口答えを許さない様子が
これまた型にはまっていて、哀れな子供たちを囲む
大人それぞれが「やなやつ」を見事に演じていて、
すごいなと思いました。
==============================================
以下、
ラスト内容(主人公の行く末)まで言及してます。
映画未見の場合で今後観る予定がある場合
ご注意ください。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
日本向け映画予告編ではフェイギンを
『心優しき悪党』のようなキャプションをつけ
紹介していたが・・・
あれは「優しい」んじゃなくて
「心弱い」だと思うなぁ。
弱くて卑しい、小さい。
それでも哀れに見える。
身寄りのない子供を集めて窃盗団にして
あらゆる底辺の悪事に染めていく。
高級品が入った宝箱を隠し、目撃されたら
刃物で脅して、返答次第では殺そうとする。
保身のために嘘の証言をして、育てた子供を
絞首台に送る。「優しい」って冠をつけた人は
どんな深い考察を持ってつけたのか
宣伝担当に尋ねてみたい。
年端のいかない頃から、少女たちには
街角に立たせてたような印象を受けたが。
無垢な少年が最後に幸せを掴む、
のように物語を説明されているが・・・
本当にあれが幸せなのか。
永遠に消えない傷を負った少年は
無垢のままでいられるのか。
庇護者が表われ経済的にも困らず
充分な教育を受け、
また人の愛情も受けるだろう。
オリバーの境遇の変化以外の救いがない。
これから少年に開ける未来を予想すれば
明るい気持ちになっておかしくないのに
この映画ではそれが無いし、そういう終り方には
なっていないような気がする。
また、天使のような美しさや、
庇護欲をそそる寂しげで哀しげな様子が
もし少年になかったら、周囲の大人たちは
どうしたろう。
窃盗や詐欺が生きていくために
賢いとは決して思わないと断っておくが、
この映画を観ている限り、ロンドンに着いてからの
オリバーには、ほとんど受け身で周囲に流されるまま。
明確な意思表示をしても受け入れられないという
残酷な状況ではあったが、それにしても
最後まで「救い」を待っている無力で哀れな
少年だった。この物語が冒険小説などでは
ないからだし、少年が苦労してやがて成長して
成功するなんて話でもない。
無垢で居続けることは
生きるために知恵を働かせ、策を練り、
前向きに行動して、何かを自分の手で
獲得することとは相容れないのか。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
原作もこんななのかな〜・・・??
ディケンズ原作で読んだ事あるのは
「大いなる遺産」くらいか。映画も観た。
翻訳小説を探してみたら、すぐ見つかったのが
新潮と角川の文庫。映画公開に合わせてだろうか
2005年末と2006年初めにそれぞれ新装版として
刊行されている。
こういうとき、ネット書店でも物語の内容だけでなく
翻訳の比較や、読みやすいレイアウトかどうかも
わかるといいのに、とつくづく思う。
そりゃ本屋で実際に比べないと無理だ。
本を開いたとき受ける印象。
文字サイズ、字間書体といろいろ好みがある。
どっちもたいした違いはないようですが
手に取ってみると案外あるものです。
手元に置いて、実際に読むなら
読みやすいほうがいい。
昔の文庫に比べて今は本当に一ページに文字が少ない。
そのせいで頁が嵩み、本は厚くなって料金も高くなる。
・・・かもしれないが、私はパラッとした印刷のほうが
やっぱり好きです。
(06-10-20に鑑賞)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ひと月もまえだけど
下書きメモ残ってました。
観てすぐだからこんな感じの感想になったんだろう。
えーとこの前後にも何本か観てます。
機会があったら書きます。
DVD 潜水艇「わだつみ6500」のパイロットの小野寺は、同僚の結城とともに、深海調査に乗り出していた。そこでふたりは驚愕の事実を発見する。このままいくと海底プレートの沈降で、日本列島が海に沈んでしまうことがわかったのだ。日本の危機が目前だと、ふたりを指揮していた地球科学博士の田所はほかの科学者や日本政府にSOSを出す。しかし…
======================ここまで引用そのまま。
「日本沈没」(2006年日本)
大昔の印象が強く残っているらしい
家族の要望により劇場に
おつきあいさせていただきました。
実家にもあったノベルズ一冊。
未読。旧作映画やドラマも未見。
良かった(かも)>>
◇ところどころアレ?と思ったところもありましたが
総じて災害の映像はものすごかったです。
本当に恐くなりました。
◇大きな嘘ではありますが、本当にそんなことが
起こったら、日本人はどうするかな、と考えてみたこと。
経済的に旨みのなくなった日本人が他国に
受け入れられるのか。
過去の文化は有り難がられても
今はどうなんだろうとか。
◇腹黒政治家がエゴまるだしなところ、時代劇並みに
定型でも「それありそう」と思っちゃうところに
今の政治への想いがあるかも。
悪かった>>
◇一部の役者の演技が稚拙。
緊迫した大画面の合間で、毎週やってるような
恋愛ドラマの寒い演技を見たくなかった。
◇台詞の一部、いっぺんで現実に引き戻される拙さ。
こうなると演技云々より、脚本と演出、なのだろうか?
◇移動手段がなくなっていっているはずなのに
小野寺が短時間で場面ごとに移動しているところ。
自衛隊ヘリのフリーパスでも持ってたのかしらーと
懸命に想像してみたが無理があった。
◇レスキュー隊は私情で動きたくても
家族が心配でも自由がきかないだろうときに
勝手しすぎ。髪長すぎ。
◇冒頭その細腕でほぼ片手の救出は無理。
◇都合よくメインキャストの家族や友人「だけ」
滑落や土砂崩れから助かる点は、観ている側からは
救われるかもしれないが、リアリティを削ぐ。
◇荒唐無稽な大きな嘘をついているからこそ
細部のごまかしは上手くやって欲しかった。
ごまかしという言葉は悪いかな。
気遣いが不足。
各所各所でこまいとこも「んなわけないな」と
あまりに思わせすぎ。
◇自衛隊、消防などがかなり協力した映画のためか
かっこいいところばかり目立つ。
大災害時の指揮系統の乱れや、救助したくても
人も道具も足りない焦りも感じられない。
◇恋愛ネタで「感動させよう」という場面を無理に持ってきた点。
向こうの映画じゃあるまいし・・・。一刻を争うとき、
別れくらいは許されるだろうが、ここまでの流れから
丁度良く間に合うのも可笑しく、愛のテーマが流れて
余計冷めていく。いい曲かもしれないのに。
ここで泣かないといけないのかと考えこんだ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇恋愛を大事に見せ場にするなら、
それまでの描き方が半端だったように思う。
時間内では難しかったのか。
◇原作を変えてしまうなら、男女のネタは
もう小野寺より博士と元女房の関係を軸にしても
良かったかなとちょっと思いました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ここらへんまで、映画観てちょっとしてからすぐ
下書きしておいたぶんです。
観てから2週間以上経って記すために思い出したら
また哀しくなってきました。
お金を幾らかけても××なものは××。
つまらないものは超絶つまらない。
監督もいない、役者もいない。
たとえ演技が拙くてまだまだ成長途中でも
素材を生かす周囲のスタッフもいない
・・・んじゃないかと思いたくなった作品。
たとえ拙くても、何かあるなら、
心が打たれるかもしれないのに。
もう、こんなので感動しないといけないのは
金輪際いやだと拒む自分がいて
何か情けなくなってきた。
スポンサーつきのテレビドラマではない。
最終的に自分で観ることを選択したとはいえ、
劇場でお金を払ってみる映画なのだ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
地味だけど観てよかったと思う邦画は
きっと今でもいろいろあると思っています。
何も海の向こうのハデな映画を意識せずとも
邦画のいいところはある。
例えば小さな恋愛や身近な、あたたかなもの、
それだけ描いてれば、描くことができれば
いいんじゃないのかと思うこともある。
でも。
それだけでいいのかなと思う。
大きな歴史のうねりや、群像劇、
人の哀しみ、喜び、生と死、
世の中の、おおきなドラマを描くとき、
いつまでもこんな映画ばっかりじゃ・・・。
スケールの大きさや制作費のすごさを
宣伝で語れば語るほど虚しい。
======================ここまで引用そのまま。
「日本沈没」(2006年日本)
大昔の印象が強く残っているらしい
家族の要望により劇場に
おつきあいさせていただきました。
実家にもあったノベルズ一冊。
未読。旧作映画やドラマも未見。
良かった(かも)>>
◇ところどころアレ?と思ったところもありましたが
総じて災害の映像はものすごかったです。
本当に恐くなりました。
◇大きな嘘ではありますが、本当にそんなことが
起こったら、日本人はどうするかな、と考えてみたこと。
経済的に旨みのなくなった日本人が他国に
受け入れられるのか。
過去の文化は有り難がられても
今はどうなんだろうとか。
◇腹黒政治家がエゴまるだしなところ、時代劇並みに
定型でも「それありそう」と思っちゃうところに
今の政治への想いがあるかも。
悪かった>>
◇一部の役者の演技が稚拙。
緊迫した大画面の合間で、毎週やってるような
恋愛ドラマの寒い演技を見たくなかった。
◇台詞の一部、いっぺんで現実に引き戻される拙さ。
こうなると演技云々より、脚本と演出、なのだろうか?
◇移動手段がなくなっていっているはずなのに
小野寺が短時間で場面ごとに移動しているところ。
自衛隊ヘリのフリーパスでも持ってたのかしらーと
懸命に想像してみたが無理があった。
◇レスキュー隊は私情で動きたくても
家族が心配でも自由がきかないだろうときに
勝手しすぎ。髪長すぎ。
◇冒頭その細腕でほぼ片手の救出は無理。
◇都合よくメインキャストの家族や友人「だけ」
滑落や土砂崩れから助かる点は、観ている側からは
救われるかもしれないが、リアリティを削ぐ。
◇荒唐無稽な大きな嘘をついているからこそ
細部のごまかしは上手くやって欲しかった。
ごまかしという言葉は悪いかな。
気遣いが不足。
各所各所でこまいとこも「んなわけないな」と
あまりに思わせすぎ。
◇自衛隊、消防などがかなり協力した映画のためか
かっこいいところばかり目立つ。
大災害時の指揮系統の乱れや、救助したくても
人も道具も足りない焦りも感じられない。
◇恋愛ネタで「感動させよう」という場面を無理に持ってきた点。
向こうの映画じゃあるまいし・・・。一刻を争うとき、
別れくらいは許されるだろうが、ここまでの流れから
丁度良く間に合うのも可笑しく、愛のテーマが流れて
余計冷めていく。いい曲かもしれないのに。
ここで泣かないといけないのかと考えこんだ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇恋愛を大事に見せ場にするなら、
それまでの描き方が半端だったように思う。
時間内では難しかったのか。
◇原作を変えてしまうなら、男女のネタは
もう小野寺より博士と元女房の関係を軸にしても
良かったかなとちょっと思いました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ここらへんまで、映画観てちょっとしてからすぐ
下書きしておいたぶんです。
観てから2週間以上経って記すために思い出したら
また哀しくなってきました。
お金を幾らかけても××なものは××。
つまらないものは超絶つまらない。
監督もいない、役者もいない。
たとえ演技が拙くてまだまだ成長途中でも
素材を生かす周囲のスタッフもいない
・・・んじゃないかと思いたくなった作品。
たとえ拙くても、何かあるなら、
心が打たれるかもしれないのに。
もう、こんなので感動しないといけないのは
金輪際いやだと拒む自分がいて
何か情けなくなってきた。
スポンサーつきのテレビドラマではない。
最終的に自分で観ることを選択したとはいえ、
劇場でお金を払ってみる映画なのだ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
地味だけど観てよかったと思う邦画は
きっと今でもいろいろあると思っています。
何も海の向こうのハデな映画を意識せずとも
邦画のいいところはある。
例えば小さな恋愛や身近な、あたたかなもの、
それだけ描いてれば、描くことができれば
いいんじゃないのかと思うこともある。
でも。
それだけでいいのかなと思う。
大きな歴史のうねりや、群像劇、
人の哀しみ、喜び、生と死、
世の中の、おおきなドラマを描くとき、
いつまでもこんな映画ばっかりじゃ・・・。
スケールの大きさや制作費のすごさを
宣伝で語れば語るほど虚しい。
コメントをみる |

DVD ビデオメーカー 2004/04/23 ¥3,990
=============================
悪魔のような女 LES DIABOLIQUES
(1955年フランス)
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演:シモーヌ・シニョレ
ヴェラ・クルーゾー
ポール・ムーリス
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
テレビで放映されていたものを途中から見ました。
どっかで観たことあるなこの女優さんと思いつつ
目が離せないでいるうちああ確かこの顔は
シモーヌ・シニョレあの迫力のある女優に
こんな若い頃が!昔の映画はその役者の若さ
調度品や服装そのほか時代を感じさせる映像に
釘付けになるのだった。
えーと、ストーリーを話し始めると
勿体無いのでぜひご覧下さいと薦めたくなるサスペンス。
私にとってはホラーでしたよ!恐怖映画。
途中、もしかしてこのタイトルは・・・と思ったし
シモーヌ・シニョレの印象によって
物語の全容が・・・。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
かと言ってこの女優さんのほかの作品を
ちゃんと観ているかといえばすぐ出てこない。
なのに、彼女の印象は
ゴッドマザーか姐御なんですよね。何で。
これまた子供の頃の刷り込みによるらしい。
モノクロ映画好きな親がとにかくいろんな
役者名や映画タイトル、音楽など一方的に
語りまくっているのを傍で聴いて育ったためか
観てもいないのに知っているような感じが
全然抜けません。
加えて海外スター名鑑(映画雑誌附録)を
後生大事に持って何度も読み返し、
データ断片だけは乱雑に頭に残ったまま。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今のホラーなどはもっと刺戟が強い映像や演出が
多いため、ショッキングな点から言えば
比べ物にならないのかもしれません。
しかしこういうの深夜独りで、モノクロの暗くて
ところどころ目をこらすよにして
古いフィルム映像観てるとだんだん入り込んじゃって、
今回も途中からなのにそりゃもうスリルいっぱい
ビクビクしながら観ていました。
誰も彼も何か悪いひとなんじゃないかと疑心暗鬼。
加えてヒステリックになりそうなヒロインの片方、
その不安が観ているこっちに伝播して
「みぎやああああああ」「ひえええええ」と
胸のうちにたまぎるひめい。
あの演出のあと、最後の最後にヒヤリ+ニヤリ。
上手いなあと思いました。
あと私立学校の少年たちが可愛かったです。
(視聴 7/20-21)
=============================
悪魔のような女 LES DIABOLIQUES
(1955年フランス)
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演:シモーヌ・シニョレ
ヴェラ・クルーゾー
ポール・ムーリス
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
テレビで放映されていたものを途中から見ました。
どっかで観たことあるなこの女優さんと思いつつ
目が離せないでいるうちああ確かこの顔は
シモーヌ・シニョレあの迫力のある女優に
こんな若い頃が!昔の映画はその役者の若さ
調度品や服装そのほか時代を感じさせる映像に
釘付けになるのだった。
えーと、ストーリーを話し始めると
勿体無いのでぜひご覧下さいと薦めたくなるサスペンス。
私にとってはホラーでしたよ!恐怖映画。
途中、もしかしてこのタイトルは・・・と思ったし
シモーヌ・シニョレの印象によって
物語の全容が・・・。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
かと言ってこの女優さんのほかの作品を
ちゃんと観ているかといえばすぐ出てこない。
なのに、彼女の印象は
ゴッドマザーか姐御なんですよね。何で。
これまた子供の頃の刷り込みによるらしい。
モノクロ映画好きな親がとにかくいろんな
役者名や映画タイトル、音楽など一方的に
語りまくっているのを傍で聴いて育ったためか
観てもいないのに知っているような感じが
全然抜けません。
加えて海外スター名鑑(映画雑誌附録)を
後生大事に持って何度も読み返し、
データ断片だけは乱雑に頭に残ったまま。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今のホラーなどはもっと刺戟が強い映像や演出が
多いため、ショッキングな点から言えば
比べ物にならないのかもしれません。
しかしこういうの深夜独りで、モノクロの暗くて
ところどころ目をこらすよにして
古いフィルム映像観てるとだんだん入り込んじゃって、
今回も途中からなのにそりゃもうスリルいっぱい
ビクビクしながら観ていました。
誰も彼も何か悪いひとなんじゃないかと疑心暗鬼。
加えてヒステリックになりそうなヒロインの片方、
その不安が観ているこっちに伝播して
「みぎやああああああ」「ひえええええ」と
胸のうちにたまぎるひめい。
あの演出のあと、最後の最後にヒヤリ+ニヤリ。
上手いなあと思いました。
あと私立学校の少年たちが可愛かったです。
(視聴 7/20-21)
DVD ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
2004/09/03 ¥2,940
大人にならない少年ピーターパンが主人公の夢あふれる冒険の物語。ウォルト・ディズニーが子どものころに舞台で見て憧れていたピーターパンを、時を経てアニメーションで再現した作品。 少女ウェンディーが弟たちと一緒の子ども部屋を出なければならない夜がやってきた。大人になりたくないと悲しむ彼女の前にピーターパンが現れ・・・
====================================ここまで引用そのまま。
『ピーター・パン』
1953年アメリカ
ディズニー長編アニメーション作品
監督:ハミルトン・ラスク他
ジェームズ・M・バリ原作の小説を
アニメーション化。
レンタルしたDVDの映像は美しく
デジタル処理されているとはいえ
半世紀前のセル画作品だと思うと
びっくりうっとり。
ディズニーアニメは、実際の人間の演技する
フィルムを撮影して、その動きを元に
描かれたと聞いていたが、これもそうなのだろうか。
最初、まずウェンディの母親の仕草の柔らかさと
美しさにいいなあと思いました。
「実写をトレス」で検索をかけてみたら、
「ロトスコープ方式」という言葉にぶつかりましたが、
「ピーター・パン」についての記述は
まだ見つかりませんでした。「白雪姫」が有名らしい。
お話は子供向けには楽しく明るく、ちょいと教訓も
入って(?)面白いのではないかと思いました。
私は今までピーターパンの原作を読んだことはなく、
ディズニー絵本やダイジェストなどでだいたい
知っている気になっていました。
原作はまた違った内容らしいですね。
このところ、続けて最近の日本のアニメーション映画を
観てうんうん考えていたせいか、自分のなかの
僅かな素直な部分に丁度当たったのか、
楽しく試聴しました。
しかし、先入観がたくさんあるタイトルのため
いろんなものを無意識に探っていたかもしれないです。
ピーター・パンと言ったら、いい意味でも
わるい意味でも、いろんな代名詞として使われます。
この映画を観終わったあとでは、大人にならない
永遠の少年をうらやましいとはあまり思いませんでした。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
生家に講談社のディズニー絵本が長らくあったせいで、
ディズニー映画の古いもの20本分の「画」の一部
だけは、脳内に染み入っています。
このことはかなり前のこの日記で書いた気がします。
そのシリーズには「ピーター・パン」も入っていて、
子供の頃の私は、絵本のウェンディは美少女なのに、
弟たちやピーターってあまりかっこよくない・・・
と思ってました。
このたび実際に映画を観て、美しい少年ではないなと
思いましたし、かっこいいとも特には思わず
惹かれるところが無かったのが不思議な気持ち。
今まででも、ディズニー作品の男性像で、
強く憧れるキャラクターやときめく人物が
ほとんど無かったのはなんでだろうなー。
女性たちは少女から大人まで、だいたい美しいなと
思うのです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
一番印象に残ったのはティンカー・ベルです。
ちびながら一番セクシーでした。絵本でおなじみだった
彼女に「女」を観るようになるとは。
今更ながら自分も年を重ねたものだと思いました。
体型を気にしたり、おしりが詰まって抜けなくなったり
嫉妬して真っ赤になったり、甘言に引っ掛かったり。
子供の頃から、ピーターとウェンディは
一緒にはなれないものの一組の恋人同士のように
思っていたようです。
でも、この映画だとピーターとティンクなんですね。
ティンカー・ベルが爆発で埋まってしまったとき
この世で一番大事なもの、のようなことを
ピーターが叫んだときが、うっと来ました。
ウェンディもいつまでもピーターに関わらず
あっさり現実世界に戻るところが
さっぱりしててかえって良かったです。
もっと名残惜しむものなのかとこれまた
思ってたみたい。
定番の童話も、クラシックなアニメーション映画も
じっくり読み返し観返してみると些細な
思い違いがわかって、それが興味深いです。
随分前に、やはりレンタルで借りた「シンデレラ」も
絵本で受けたのと全然印象が異なって楽しかった。
童話や物語本来の持ち味や、オリジナルの良さを
改変するのがディズニーアニメではありますが、
当時の事情、時代背景やら商法やら訓戒やら、
難しいことを観ているときは思い浮かべず、
ただ受け止めて、自分のなかの子供の部分が
楽しめるならいいなと思いました。
(視聴 7/13)
2004/09/03 ¥2,940
大人にならない少年ピーターパンが主人公の夢あふれる冒険の物語。ウォルト・ディズニーが子どものころに舞台で見て憧れていたピーターパンを、時を経てアニメーションで再現した作品。 少女ウェンディーが弟たちと一緒の子ども部屋を出なければならない夜がやってきた。大人になりたくないと悲しむ彼女の前にピーターパンが現れ・・・
====================================ここまで引用そのまま。
『ピーター・パン』
1953年アメリカ
ディズニー長編アニメーション作品
監督:ハミルトン・ラスク他
ジェームズ・M・バリ原作の小説を
アニメーション化。
レンタルしたDVDの映像は美しく
デジタル処理されているとはいえ
半世紀前のセル画作品だと思うと
びっくりうっとり。
ディズニーアニメは、実際の人間の演技する
フィルムを撮影して、その動きを元に
描かれたと聞いていたが、これもそうなのだろうか。
最初、まずウェンディの母親の仕草の柔らかさと
美しさにいいなあと思いました。
「実写をトレス」で検索をかけてみたら、
「ロトスコープ方式」という言葉にぶつかりましたが、
「ピーター・パン」についての記述は
まだ見つかりませんでした。「白雪姫」が有名らしい。
お話は子供向けには楽しく明るく、ちょいと教訓も
入って(?)面白いのではないかと思いました。
私は今までピーターパンの原作を読んだことはなく、
ディズニー絵本やダイジェストなどでだいたい
知っている気になっていました。
原作はまた違った内容らしいですね。
このところ、続けて最近の日本のアニメーション映画を
観てうんうん考えていたせいか、自分のなかの
僅かな素直な部分に丁度当たったのか、
楽しく試聴しました。
しかし、先入観がたくさんあるタイトルのため
いろんなものを無意識に探っていたかもしれないです。
ピーター・パンと言ったら、いい意味でも
わるい意味でも、いろんな代名詞として使われます。
この映画を観終わったあとでは、大人にならない
永遠の少年をうらやましいとはあまり思いませんでした。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
生家に講談社のディズニー絵本が長らくあったせいで、
ディズニー映画の古いもの20本分の「画」の一部
だけは、脳内に染み入っています。
このことはかなり前のこの日記で書いた気がします。
そのシリーズには「ピーター・パン」も入っていて、
子供の頃の私は、絵本のウェンディは美少女なのに、
弟たちやピーターってあまりかっこよくない・・・
と思ってました。
このたび実際に映画を観て、美しい少年ではないなと
思いましたし、かっこいいとも特には思わず
惹かれるところが無かったのが不思議な気持ち。
今まででも、ディズニー作品の男性像で、
強く憧れるキャラクターやときめく人物が
ほとんど無かったのはなんでだろうなー。
女性たちは少女から大人まで、だいたい美しいなと
思うのです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
一番印象に残ったのはティンカー・ベルです。
ちびながら一番セクシーでした。絵本でおなじみだった
彼女に「女」を観るようになるとは。
今更ながら自分も年を重ねたものだと思いました。
体型を気にしたり、おしりが詰まって抜けなくなったり
嫉妬して真っ赤になったり、甘言に引っ掛かったり。
子供の頃から、ピーターとウェンディは
一緒にはなれないものの一組の恋人同士のように
思っていたようです。
でも、この映画だとピーターとティンクなんですね。
ティンカー・ベルが爆発で埋まってしまったとき
この世で一番大事なもの、のようなことを
ピーターが叫んだときが、うっと来ました。
ウェンディもいつまでもピーターに関わらず
あっさり現実世界に戻るところが
さっぱりしててかえって良かったです。
もっと名残惜しむものなのかとこれまた
思ってたみたい。
定番の童話も、クラシックなアニメーション映画も
じっくり読み返し観返してみると些細な
思い違いがわかって、それが興味深いです。
随分前に、やはりレンタルで借りた「シンデレラ」も
絵本で受けたのと全然印象が異なって楽しかった。
童話や物語本来の持ち味や、オリジナルの良さを
改変するのがディズニーアニメではありますが、
当時の事情、時代背景やら商法やら訓戒やら、
難しいことを観ているときは思い浮かべず、
ただ受け止めて、自分のなかの子供の部分が
楽しめるならいいなと思いました。
(視聴 7/13)
ブレイブ ストーリー
2006年7月19日 観た映像
「ブレイブ・ストーリー」2006年/日本
監督:千明 孝一
脚本:大河内 一楼
原作:宮部みゆき
出演(CV):
三谷亘 (ワタル)/松たか子
芦川美鶴 (ミツル)/ウエンツ瑛士
キ・キーマ/大泉洋
ミーナ/斎藤千和
三谷明 (ワタルの父)/高橋克実
三谷邦子 (ワタルの母)/田中好子
カッツ/常盤貴子
ダイモン司教/石田太郎
カッツ/常盤貴子
犬ハイランダー/インパルス (板倉俊之)
若い司教/インパルス (堤下敦)
謎の少女/川澄綾子
運命の女神/今井美樹
ユナ婆/柴田理恵
小村克美/北陽 (虻川美穂子)
小川 /北陽 (伊藤さおり)
ラウ導師/伊東四朗
オンバ/樹木希林 他
アニメ制作:GONZO
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇宮部さん原作だということで期待しすぎたのが
まずかったようです。原作未読のまま観たため
入り込めないままよくわからず終ってしまった感じ。
◇時々、RPGのレベル上げのゲームプレイ部分を
すっ飛ばして、ストーリーイベント映像のみ
つなげて観てる気分にもなりました。
◇子供たちの友情や一生懸命さにはホロリとくる場面が
何箇所かありましたが、それも一つの場面として
眺めると良いシチュだな、と思うのみで、
物語のつながりがいまひとつで、せっかくの感動シーンも
冷めた頭でしか観られないのが寂しかったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇ヘンなところ細かく観る私と異なり、一般客として
素直に大衆作品を好む家族がどう観るか、毎回めやすに
なるのですが、途中寝てしまっていたので、
私独りが退屈ではないのだなと思いました。
◇公開二日目に観た為、観客も低年齢層が多かったのですが
率直な歓声や笑い声より、ヒソヒソずっと話している
小中学生が数組ならず各所にいた点からも、声も出ないほど
画面に引きつけるほどの物語になっていなかった模様。
◇映像も綺麗で子供向け娯楽としては良いのではと
思ったが、それなら余計、上手い役者を全ての役に渡って
起用して欲しかった。
主役の松さんは上手だった。時折声が少女(女性)に
戻ってしまっていたのが残念。
常盤さんはキャラクターと全く合わず、この映画だけ
観ると声だけの演技が拙く感じてしまうほど。
◇丹精込めて描いた(だろう)「絵」に、最後の
魂を吹き込む声をどうしてもっと丁寧に選ばないのだろうと
思います。話題づくり/客寄せに、ジブリや海外長編
アニメーションの模倣をしただけではつまらない。
アニメ専門に演じている声優さんの一部で、例えば
オーバーに思える演技や、大げさでくどい息遣いや
言葉の抑揚などが合わないと思う人も、中には
いるかもしれません。アニメーションだけではなく
洋画や海外ドラマの吹替えや、舞台でも活躍されている
演技力の確かな、実力のある役者さんを含めて探して
オーディションで選ぶことはできないのでしょうか。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇絵(映像)が綺麗でもったいない。
って前もアギトで言ったっけ?
全体構成、脚本が悪いと一言で言い表せない何か。
不足している何か。
いい見せかたや場面だってたくさんあると思うのに、
映画一本観終わった後のこの期待ハズレ感・がっかりは
何だろう。
◇映画に期待するものが大きすぎるのか、
どのへんが具体的に不満なんだろうと考えるのも
何かだるーくなってきました。
◇原作読み終わってから観たほうが良かったのかな?
そのほうが違いはともかく、イメージ映像として
割り切って楽しめただろうか。
やー、「原作通り」に佇みやすい性質なので
どっちみち文句言いたい放題かなー。
(7/9 TOHOシネマズで鑑賞)
監督:千明 孝一
脚本:大河内 一楼
原作:宮部みゆき
出演(CV):
三谷亘 (ワタル)/松たか子
芦川美鶴 (ミツル)/ウエンツ瑛士
キ・キーマ/大泉洋
ミーナ/斎藤千和
三谷明 (ワタルの父)/高橋克実
三谷邦子 (ワタルの母)/田中好子
カッツ/常盤貴子
ダイモン司教/石田太郎
カッツ/常盤貴子
犬ハイランダー/インパルス (板倉俊之)
若い司教/インパルス (堤下敦)
謎の少女/川澄綾子
運命の女神/今井美樹
ユナ婆/柴田理恵
小村克美/北陽 (虻川美穂子)
小川 /北陽 (伊藤さおり)
ラウ導師/伊東四朗
オンバ/樹木希林 他
アニメ制作:GONZO
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇宮部さん原作だということで期待しすぎたのが
まずかったようです。原作未読のまま観たため
入り込めないままよくわからず終ってしまった感じ。
◇時々、RPGのレベル上げのゲームプレイ部分を
すっ飛ばして、ストーリーイベント映像のみ
つなげて観てる気分にもなりました。
◇子供たちの友情や一生懸命さにはホロリとくる場面が
何箇所かありましたが、それも一つの場面として
眺めると良いシチュだな、と思うのみで、
物語のつながりがいまひとつで、せっかくの感動シーンも
冷めた頭でしか観られないのが寂しかったです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇ヘンなところ細かく観る私と異なり、一般客として
素直に大衆作品を好む家族がどう観るか、毎回めやすに
なるのですが、途中寝てしまっていたので、
私独りが退屈ではないのだなと思いました。
◇公開二日目に観た為、観客も低年齢層が多かったのですが
率直な歓声や笑い声より、ヒソヒソずっと話している
小中学生が数組ならず各所にいた点からも、声も出ないほど
画面に引きつけるほどの物語になっていなかった模様。
◇映像も綺麗で子供向け娯楽としては良いのではと
思ったが、それなら余計、上手い役者を全ての役に渡って
起用して欲しかった。
主役の松さんは上手だった。時折声が少女(女性)に
戻ってしまっていたのが残念。
常盤さんはキャラクターと全く合わず、この映画だけ
観ると声だけの演技が拙く感じてしまうほど。
◇丹精込めて描いた(だろう)「絵」に、最後の
魂を吹き込む声をどうしてもっと丁寧に選ばないのだろうと
思います。話題づくり/客寄せに、ジブリや海外長編
アニメーションの模倣をしただけではつまらない。
アニメ専門に演じている声優さんの一部で、例えば
オーバーに思える演技や、大げさでくどい息遣いや
言葉の抑揚などが合わないと思う人も、中には
いるかもしれません。アニメーションだけではなく
洋画や海外ドラマの吹替えや、舞台でも活躍されている
演技力の確かな、実力のある役者さんを含めて探して
オーディションで選ぶことはできないのでしょうか。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇絵(映像)が綺麗でもったいない。
って前もアギトで言ったっけ?
全体構成、脚本が悪いと一言で言い表せない何か。
不足している何か。
いい見せかたや場面だってたくさんあると思うのに、
映画一本観終わった後のこの期待ハズレ感・がっかりは
何だろう。
◇映画に期待するものが大きすぎるのか、
どのへんが具体的に不満なんだろうと考えるのも
何かだるーくなってきました。
◇原作読み終わってから観たほうが良かったのかな?
そのほうが違いはともかく、イメージ映像として
割り切って楽しめただろうか。
やー、「原作通り」に佇みやすい性質なので
どっちみち文句言いたい放題かなー。
(7/9 TOHOシネマズで鑑賞)
コメントをみる |

DVD 松竹 2006/06/24 ¥3,990
「女の園 」 1954年/日本/モノクロ
監督/脚本:木下惠介
原作:阿部知二
撮影:楠田浩之
美術:中村公彦
音楽:木下忠司
製作:山本武
出演 高峰三枝子/高峰秀子/岸惠子
/久我美子/田村高廣/東山千栄子 他
京都の女子大学では、良妻賢母を教育の柱とし
厳格で古い校則にのっとり、学生たちを締め付けていた。
遠方から入学した生徒のための寮には、地方の裕福な家の
お嬢様が数多く生活していたが、門限から就寝時間に至るまで
こと細かに規則を重視、寮監(寮母)に絶対的に服従を強いられていた。
それぞれの理由により反発し、不満を募らせる生徒たちは
とうとう集団で声を上げるのだが・・・。
他の女子学生より年上の芳江は、学業に追いつかず
悩んでいた。心の慰めであった恋人との書簡のやり取りも、
すべて寮監たちに検閲され、しつこく干渉される彼女は
生徒たちの反対運動にも否応無く巻き込まれ
次第に精神を蝕まれていく。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
大御所女優たちの若き姿が美しい。
今なら信じられないような「締め付け」に対し
若いなりに反発し、懸命にもがく様子が、
可愛らしくもあり痛々しいときもある。
なんといっても怪物高峰三枝子。ホラー映画かと
思いました。こわい。撮影の仕方もあるにせよ、
あの雰囲気、能面のような冷たい表情。
言葉はなくとも圧迫感があり、ぞっとした。
追いつかないから就寝時間後も勉強がしたいという
至極まっとうな希望さえ叶えられず、融通のきかない
規則をぎちぎちに守らせる学校側の石頭には
観ているほうもしんどくなった。
芳江と恋人のやりとりは、相手を思うあまりの
すれ違いではあるが、壮大な夢を持つよりも
愛する人と小さくても身近な倖を望む男と
自分のために小さくまとまっていくことを憂う女が
噛み合わなくなっていくのは、今も昔も
物語で描かれるような気がした。
ただ、ここまで彼女を気遣い、受け入れようとする男の
どこが不満なのだろうと、外国映画の「男が女の愛するとき」
を思い出したりして、結局、想うだけで二人とも、
相手のことを本当にわかってないのかなと考えた。
ラストは重苦しく、後味の悪く、切ない結果となったが
何か突き放したような、冷静な目が作り手にあって
ただ悲しませるだけではなかった。
これは、いつまでも心に残りそうな作品です。
(NHKで放映されたものを鑑賞)
「女の園 」 1954年/日本/モノクロ
監督/脚本:木下惠介
原作:阿部知二
撮影:楠田浩之
美術:中村公彦
音楽:木下忠司
製作:山本武
出演 高峰三枝子/高峰秀子/岸惠子
/久我美子/田村高廣/東山千栄子 他
京都の女子大学では、良妻賢母を教育の柱とし
厳格で古い校則にのっとり、学生たちを締め付けていた。
遠方から入学した生徒のための寮には、地方の裕福な家の
お嬢様が数多く生活していたが、門限から就寝時間に至るまで
こと細かに規則を重視、寮監(寮母)に絶対的に服従を強いられていた。
それぞれの理由により反発し、不満を募らせる生徒たちは
とうとう集団で声を上げるのだが・・・。
他の女子学生より年上の芳江は、学業に追いつかず
悩んでいた。心の慰めであった恋人との書簡のやり取りも、
すべて寮監たちに検閲され、しつこく干渉される彼女は
生徒たちの反対運動にも否応無く巻き込まれ
次第に精神を蝕まれていく。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
大御所女優たちの若き姿が美しい。
今なら信じられないような「締め付け」に対し
若いなりに反発し、懸命にもがく様子が、
可愛らしくもあり痛々しいときもある。
なんといっても怪物高峰三枝子。ホラー映画かと
思いました。こわい。撮影の仕方もあるにせよ、
あの雰囲気、能面のような冷たい表情。
言葉はなくとも圧迫感があり、ぞっとした。
追いつかないから就寝時間後も勉強がしたいという
至極まっとうな希望さえ叶えられず、融通のきかない
規則をぎちぎちに守らせる学校側の石頭には
観ているほうもしんどくなった。
芳江と恋人のやりとりは、相手を思うあまりの
すれ違いではあるが、壮大な夢を持つよりも
愛する人と小さくても身近な倖を望む男と
自分のために小さくまとまっていくことを憂う女が
噛み合わなくなっていくのは、今も昔も
物語で描かれるような気がした。
ただ、ここまで彼女を気遣い、受け入れようとする男の
どこが不満なのだろうと、外国映画の「男が女の愛するとき」
を思い出したりして、結局、想うだけで二人とも、
相手のことを本当にわかってないのかなと考えた。
ラストは重苦しく、後味の悪く、切ない結果となったが
何か突き放したような、冷静な目が作り手にあって
ただ悲しませるだけではなかった。
これは、いつまでも心に残りそうな作品です。
(NHKで放映されたものを鑑賞)
コメントをみる |

DVD メディアファクトリー 2006/06/23 ¥4,935
『銀色の髪のアギト』
監督:杉山慶一
原案:飯田馬之介
脚本:椎名奈菜/柿本直子
音楽:岩崎 琢
キャラクターデザイン:緒方剛志
アニメーションキャラクター設定:山形厚史
メカニックデザイン:安藤賢司/前田真宏
美術設定:佐藤肇・中原レイ/菊地正典
作画監督:山形厚史/恩田尚之
エフェクト作監:増尾昭一
3D監督:増尾隆幸
音響監督:若林和弘
アニメーション制作:GONZO
配給:松竹 (2005年/日本)
出演(CV)>
アギト:勝地 涼
トゥーラ:宮?あおい
ヨルダ:古手川祐子
カイン:濱口 優(よゐこ)
ハジャン:布川敏和
シュナック:遠藤憲一
アガシ:大杉 漣:
==================================================
映像はとても綺麗で、オープニングは引き込まれました。
映画館で観ればよかったなあと思うほど。
ところが、物語中盤から後半、そしてラストには
「あれ?」「えー?」「これで終わり・・・」
そんなくるくる一気に畳まなくても・・・。
設定や綺麗な絵を生かしきれない、
残念な物語になってました。
ありきたりの感想ですが、他に言い様がないです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
キャラクター絵はけっこう好みでした。
声も、特に違和感は無かったです。
ハジャン(カインのお父さん)がちょっと見た目より
若い声だったくらい。
シュナックの声渋くてかっこよかったです。
俳優の遠藤さんが演じられてたのですねー。
古手川さんの声はすぐわかりましたが、
お上手だなあと思ってしまいました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
これまた引き合いに出されているのでは
と思ったりしますが・・・
宮崎アニメーションがいままでやってきた
おなじみのネタをとりあえず全部なぞってみたけど
いまいち「しょうか」できなくて
オリジナルな良いトコも出し切れずに
転んじゃったー。な印象です。
コナンやナウシカ、ラピュタにえーと。
宮崎アニメを何も観ていない人が見れば
私ほど引き摺られないかもしれない。
しかし。
似たようなネタを引っ張るときは
よほどオリジナル展開で、物語としても
しっかり終らせないと「どっかで似たような」に
なるんじゃないかなあと思いました。
『銀色の髪のアギト』
監督:杉山慶一
原案:飯田馬之介
脚本:椎名奈菜/柿本直子
音楽:岩崎 琢
キャラクターデザイン:緒方剛志
アニメーションキャラクター設定:山形厚史
メカニックデザイン:安藤賢司/前田真宏
美術設定:佐藤肇・中原レイ/菊地正典
作画監督:山形厚史/恩田尚之
エフェクト作監:増尾昭一
3D監督:増尾隆幸
音響監督:若林和弘
アニメーション制作:GONZO
配給:松竹 (2005年/日本)
出演(CV)>
アギト:勝地 涼
トゥーラ:宮?あおい
ヨルダ:古手川祐子
カイン:濱口 優(よゐこ)
ハジャン:布川敏和
シュナック:遠藤憲一
アガシ:大杉 漣:
==================================================
映像はとても綺麗で、オープニングは引き込まれました。
映画館で観ればよかったなあと思うほど。
ところが、物語中盤から後半、そしてラストには
「あれ?」「えー?」「これで終わり・・・」
そんなくるくる一気に畳まなくても・・・。
設定や綺麗な絵を生かしきれない、
残念な物語になってました。
ありきたりの感想ですが、他に言い様がないです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
キャラクター絵はけっこう好みでした。
声も、特に違和感は無かったです。
ハジャン(カインのお父さん)がちょっと見た目より
若い声だったくらい。
シュナックの声渋くてかっこよかったです。
俳優の遠藤さんが演じられてたのですねー。
古手川さんの声はすぐわかりましたが、
お上手だなあと思ってしまいました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
これまた引き合いに出されているのでは
と思ったりしますが・・・
宮崎アニメーションがいままでやってきた
おなじみのネタをとりあえず全部なぞってみたけど
いまいち「しょうか」できなくて
オリジナルな良いトコも出し切れずに
転んじゃったー。な印象です。
コナンやナウシカ、ラピュタにえーと。
宮崎アニメを何も観ていない人が見れば
私ほど引き摺られないかもしれない。
しかし。
似たようなネタを引っ張るときは
よほどオリジナル展開で、物語としても
しっかり終らせないと「どっかで似たような」に
なるんじゃないかなあと思いました。
監督:出目昌伸
制作総指揮:岡田裕介 他
脚本:古田求
音楽:池辺晋一郎
配給:東映 (2006年/日本)
出演:ブルーノ・ガンツ
松平健 阿部寛 國村隼 高島礼子
オリバー・ブーツ コスティア・ウルマン
大後寿々花 中山忍
市原悦子 平田満 他
==============================================
第一世界大戦中の青島(チンタオ)でドイツと戦った日本軍は
捕虜として4,700人ものドイツ兵を連行してきた。
彼等は日本各地の収容所に送られたが、その待遇は実際どうだったのか。
19世紀末に採択されたハーグ陸戦規定(ハーグ条約)では
戦争捕虜を人道的に扱うことが定められている。
だが、敗北して敵に捕まるくらいなら死を選ぶという考え方が
まだ多かった日本において、虜囚へ厳しい対応をする軍人が
いたことは否めない。
それでも徳島県鳴門市の板東俘虜収容所をはじめ、習志野など
一部の収容所では、捕虜たちは我々が想像するよりは
自由な生活を送る事ができたらしい。
この映画では会津人の松江豊寿が所長となった坂東収容所で、
音楽と酒を楽しみ、新聞を発行し、地元のひとびとと交流する
ドイツ兵たちの様子を描いている。
==================================================
最初はこれは有り得ないんじゃないか・・・と思う場面も
ありましたが、そんなことより、本当にこうだったらいいなと
思わせる映画でした。
ところどころ定番時代劇のようなホロリ感(人情劇)が
垣間見えるような脚本でしたが、それなりに目頭にジワ〜って
くるような演出もイヤじゃなかったです。
ラストも良かったし、思ったよりずっと心に残る映画でした。
役者それぞれの演技も良かったです。
阿部ちゃんの軍服は似合うなあ!
高島さんはこういう良妻賢母なご婦人の演技も
良いなと思いました。
これ、主演俳優さんを前面に出しすぎた広告しなくても
良かったように思います。勿論主演はマツケンさんですし
当然、彼が主役として<新さん>のように「いいひと」すぎる
ところもありますが・・・それで観るのをやめちゃう人が
いるとしたら、勿体無いです。
芸能マスコミに流れるイメージは余計だなあと思いました。
・・・ごめん、私がそう思ってました。
前売り券がバカ安だったからと買ってきた家族に
「なんでこの映画?!」と思ったんですが
観てみたら良かったです。
前売り、余ってたらしいです。
チケットショップで。
==================================================
ドイツ敗北が決まってから、本国へ帰ることが出来るように
なっても、日本にしばらく残るドイツ人の方がいたんですね。
定番クーヘンが有名なユーハイムも、もともとは
この時期、日本に残られた方が元祖のようです。
他にハムやソーセージのお店、レストランなどにも。
この頃のドイツ俘虜収容所について研究なさっている
サイト様も幾つかあり、非常に興味深かったです。
制作総指揮:岡田裕介 他
脚本:古田求
音楽:池辺晋一郎
配給:東映 (2006年/日本)
出演:ブルーノ・ガンツ
松平健 阿部寛 國村隼 高島礼子
オリバー・ブーツ コスティア・ウルマン
大後寿々花 中山忍
市原悦子 平田満 他
==============================================
第一世界大戦中の青島(チンタオ)でドイツと戦った日本軍は
捕虜として4,700人ものドイツ兵を連行してきた。
彼等は日本各地の収容所に送られたが、その待遇は実際どうだったのか。
19世紀末に採択されたハーグ陸戦規定(ハーグ条約)では
戦争捕虜を人道的に扱うことが定められている。
だが、敗北して敵に捕まるくらいなら死を選ぶという考え方が
まだ多かった日本において、虜囚へ厳しい対応をする軍人が
いたことは否めない。
それでも徳島県鳴門市の板東俘虜収容所をはじめ、習志野など
一部の収容所では、捕虜たちは我々が想像するよりは
自由な生活を送る事ができたらしい。
この映画では会津人の松江豊寿が所長となった坂東収容所で、
音楽と酒を楽しみ、新聞を発行し、地元のひとびとと交流する
ドイツ兵たちの様子を描いている。
==================================================
最初はこれは有り得ないんじゃないか・・・と思う場面も
ありましたが、そんなことより、本当にこうだったらいいなと
思わせる映画でした。
ところどころ定番時代劇のようなホロリ感(人情劇)が
垣間見えるような脚本でしたが、それなりに目頭にジワ〜って
くるような演出もイヤじゃなかったです。
ラストも良かったし、思ったよりずっと心に残る映画でした。
役者それぞれの演技も良かったです。
阿部ちゃんの軍服は似合うなあ!
高島さんはこういう良妻賢母なご婦人の演技も
良いなと思いました。
これ、主演俳優さんを前面に出しすぎた広告しなくても
良かったように思います。勿論主演はマツケンさんですし
当然、彼が主役として<新さん>のように「いいひと」すぎる
ところもありますが・・・それで観るのをやめちゃう人が
いるとしたら、勿体無いです。
芸能マスコミに流れるイメージは余計だなあと思いました。
・・・ごめん、私がそう思ってました。
前売り券がバカ安だったからと買ってきた家族に
「なんでこの映画?!」と思ったんですが
観てみたら良かったです。
前売り、余ってたらしいです。
チケットショップで。
==================================================
ドイツ敗北が決まってから、本国へ帰ることが出来るように
なっても、日本にしばらく残るドイツ人の方がいたんですね。
定番クーヘンが有名なユーハイムも、もともとは
この時期、日本に残られた方が元祖のようです。
他にハムやソーセージのお店、レストランなどにも。
この頃のドイツ俘虜収容所について研究なさっている
サイト様も幾つかあり、非常に興味深かったです。
1 2