ネバーランド

2005年12月11日 映画
DVD アミューズソフトエンタテインメント
2005/08/03 ¥3,990

「ネバーランド」Finding Neverland
2004年 アメリカ/イギリス

監督:マーク・フォースター
製作:リチャード・グラッドスタイン
/ネリー・ベルフラワー
脚本:ディヴィッド・マギー

Cast
ジョニー・デップ(ジェームズ・マシュー・バリ)
ケイト・ウィンスレット(シルヴィア・ルウェリン・ディヴィズ)
ラダ・ミッチェル(メアリー・アンセル・バリ)

フレディ・ハイモア(ピーター・ルウェリン・ディヴィズ)
ニック・ラウド(ジョージ・ルウェリン・ディヴィズ)
ジョー・プロスペロ(ジャック・ルウェリン・ディヴィズ)
ルーク・スピル(マイケル・ルウェリン・ディヴィズ)
ジュリー・クリステル(デュ・モーリエ夫人)

ダスティン・ホフマン(チャールズ・フローマン)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

劇作家ジェームズ・バリが、未亡人シルヴィアとの出会いをきっかけに、名作「ピーター・パン」を書き上げるまでを描く感動作。1903年のロンドン。新作の芳しくない劇評や、妻とのぎくしゃくした関係に悩むバリは、シルヴィアと4人の息子たちとの交流に安らぎや生きる喜びを覚えていた。父の死を心の傷としている三男のピーターに書くこと…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまで引用

観ているうちに気持ちがずれてきてしまった映画。
この手のものでは珍しく観たあとまで違和感が抜けず
「映画観たなあ」という感動が薄かった。

衣装や調度品など、時代風俗は観ていて楽しかった。

デップの演技は、いつまでも少年のような主人公に合っていたと思うが。ベタなラブシーンが無いので穏やかに観られたし、精神的な結びつきやお互いが惹かれ合う様子が淡くて良かった。

ケイト・ウィンスレットが重い病気の未亡人のタイプには見えず。あれはミスキャストだと思う。彼女はもし若かったらウェンディ役に合っていたかもしれない。
(実際舞台で演じたらしい)
バリがピーター・パンなら、彼女がウェンディってことにもなるかも。
しかし彼女演じるウェンディは現実に戻り、きっと逞しく生きていく女の子だ。今回の物語のヒロインとしては、死を予感させる儚さが彼女には無かった。病気なんかかかってないフリを続けたい母親の哀しい心がいまいち感じられない。病気の演技が激しく咳こむだけというのも。他のプランは無かったのか。

分かり合えない妻のメアリーは印象に残った。
彼女もまた、かつてウェンディだったはずなのに、
ジェームズを置いて大人になってしまったような気がする。

それから、子役に頼りすぎているのかな。
子供がけなげならどうだ泣くだろう、のような。

ファンタジーに切り替わるところもイマイチ。演出次第で素敵になるはずなのに・・・。人工的というかハリウッド的なのだろうか。全体的にどこか何か、某遊園地のようなわざとらしさが垣間見える。一緒にはまれば感動できるだろうし、それが出来なかったらラストまで冷めた傍観者だ。

劇場に孤児院の子供を配置して、客席の雰囲気を変えようとする試みと、それに乗せられて表情が穏やかになっていく上流階級のひとびとの様子は良かった。映画の冒頭、受けない舞台にしらける客席に雨が降るよな演出もなかなか良くて、期待していたのだが・・・。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/07/08 ¥4,935

「新暗行御史」2004年/日本・韓国/87分

原作:尹仁完
漫画:梁慶一

監督:志村錠児
監修/プロット:本郷みつる
キャラクターデザイン/総作画監督:高橋英樹

配給:クロックワークス

Cast:
文秀(ムンス)/藤原啓治
山道(サンド)/小林沙苗
柳義泰(ユイテ)/宮本充


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

かつて東方に聚慎(ジュシン)という国があった。
王の特使として隠密に行動し、地方の悪政を正す官吏。
それが新暗行御史(アメンオサ)である。

そして聚慎は滅び、かつて優秀な武将であり、その後に
暗行御史となった文秀という男の物語。

砂漠で行き倒れかけた文秀は、夢龍(モンリョン)という青年に
救われる。領主に恋人の春香(チュンヒャン)を奪われた彼は
アメンオサとなって彼女を取り戻そうとしていた。
しかし二人は砂漠の食人鬼に襲われてしまう。

夢龍は死に、文秀は彼の故郷へ向かう・・・。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

同名コミックの劇場版アニメーション。
見応えあり。

幽幻兵士(ファントム・ソルジャー)のデザインが
西洋の悪魔みたいなのが面白い。

原作は最新刊あたりで文秀の過去編が続いており
これも興味深い。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

暗行御史の名前を知ったのは、皇なつきの『李朝・暗行記』
でした。こちらは朝鮮半島に実在した職業、暗行御史の話。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

しばらく読書/映像感想メモためていたので
また少しずつアップ。

観た/読んだのは11月〜12月初旬まで。

最新の日記 一覧

<<  2025年4月  >>
303112345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930123

お気に入り日記の更新

日記内を検索