DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006/04/28 ¥3,360

チビだけど立派なトサカもあってニワトリなんです。
可愛かったです。映画館で観たかったのに逃しちゃって
ようやくレンタルしました。

昔懐かしい海外アニメの雰囲気があって楽しかった。
衝撃で身体が伸びたり縮んだりする表現や
会話の切り返し、冗談なども。

ディズニーはじめ、向こうのCGアニメは、普段あまり観ません。
ディズニー映画は二次元絵柄の時は欠かさず観てたなあ。
トイ・ストーリー以降からサッパリです。

これはヒヨコっぽいとことメガネだから興味がありました。
こんなとこでもメガネか・・・・ッ!

ここ数年のメガネ男子がどうたらいう話は
今更なんですかって気がしますよ。
現実メガネは興味ないので関係ないのですが。

好きな俳優さんがメガネをかけてれば
オヤ?といったん思うことはありますが、
そのへんのひとがメガネかけてても、何の感慨もないです。
するする〜。

フィクションのメガネにこそ惹かれるってんで
映画のなかの好きなメガネはいろいろいます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

さくさく観ようと吹替で始めたら、主人公の声がちょっと自分のイメージと違ってたので
オリジナル音声で観ました。
そしたらびっくり。わー!普通の青年の声だよ!!

プーさんの声がおっさんだったと知ったときと同じくらい衝撃。

でも観てるうち慣れた。あのビジュアルにあの声。うむ。
もっとちまちました可愛い声かと想像していました。

友達の過呼吸になっちゃうブタさんや、ブサイクらしいが気のいい女の子が
いい味出してました。

父子のすれ違いの話はあーそーかーうーん、うまいこといかないよなあと思ったくらいです。
円盤襲来当たりはドタバタしてて、お子さんが観たら楽しいんじゃないかなと。

アイランド

2006年5月6日 観た映像
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/11/25 ¥2,980

2019年。自分が何者なのか気づいた主人公リンカーンは
隔離された居住空間からの脱出する・・・。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

古き良きSFのテーマになりそうな内容を
上手くアレンジしたSFファンタジー&サスペンスだと
思ってたら、SFちっくなアクション大娯楽作品でした。

特典映像のスタッフのお話でも
とにかく「ぶっ壊すのがスキ♪」のようで、
派手なのが好きだっつーのがよくわかります。

SFなのは最初のほうで、あとは連続して
これでもかってくらいアクション大活劇。
なんで素手でそれだけ立ち向かえるんだ主人公。
なんでそこで落っこちずにうまいこといってるんだ。
ちょっと少年漫画というか、アニメっぽいですよ。

皆が暮らしているところや、培養されている場所の様子は
すごいセットで、面白いなあと思いました。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

謎がわかってからは先が見えるので
安心しながらドキドキを楽しめるのでは。

というか・・・商品紹介などのあらすじでネタを全部暴露しないほうが
途中まで楽しめると思うなあ。

ラストシーンがありきたりで、どーしてドタバタのあとは
毎度こうやって〆るのか不思議。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


併せてお薦めする少女漫画。
なんとなく観てて思い出したので。
『輝夜姫』『獣王星』(共に白泉社刊)
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/11/16 ¥4,935 国内はもちろん海外でも高い評価を受けた『千と千尋の神隠し』から3年を経て、宮崎駿監督が発表した長編アニメーション(2004年公開)。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、王国の争いに巻き込まれながら心を通わせていく。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥引用ここまで。

自分用メモだけ>>
◇3月24日にようやく買っといたDVD観ました。

◇ハウル登場シーンはなるほど、と思いました。
ご友人たちが「かっこよかった」と口を揃えていたので
どのへんが?と思ってたので。

◇ジブリアニメ、劇場で観なくなって久しいです(笑)
今頃観たけど、次回作はいつ観られるかな。

◇相変わらず粘着質な化物描写あり。
あのねっとり液体のような表現は気持ち悪いなあ。

◇一番若いときの声だけは、若い女優さんに任せても
良かったのではないかと思いました。

◇何度か繰り返して観たら、もっと好きなシーンが
たくさん増えるんじゃないかな。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇ゲド戦記・・・図書室の定番だったファンタジーが
次々映画になるんだなあ。背表紙が懐かしい。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
85年から1年間オンエアされた『機動戦士ガンダム』の続編を、テレビとは異なる結末を見せることを前提に再構築した映画版3部作の完結篇。エウーゴとティターンズの地球をめぐる内戦に旧ジオン軍アクシズが新たに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられていく中、主人公の少年カミーユは過酷な戦闘で心傷つきながらも確実に成長していく。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ここまで引用そのまま。

◇3月18日に映画館で観ました。
三部作全部劇場で観ることができてよかったです。

◇エマさんとヘンケン艦長が和やかな雰囲気でいる場面。
新作映像になって、何度かありました。

◇レコアさんの行動や考え方と対比するためかな。
エマさんは最初と比べて落ち着いた表情になってました。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇クワトロさん、結局恋愛音痴なんだなあと
しょーもないことを考えました。
ララァにしてもハマーンにしても。
それからレコアさんにしてもねえ。

女心がわからない/人を愛せないとかなんとか
難しく言うよりか。

◇そんな人ですが、やっぱり一番かっこよく見えました。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇映画を観た直後は、いろんなこと思ってて
ここにもえんえんと書くつもりでしたが。
考えてるうちに日が経ち、すっかり頭から抜けました。

◇新解釈だとか新たなエンディングだとか・・・。
それに関しては、予想をさして裏切らず。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇今回も一番思ったことは、新作絵の少なさ。
劇場版一作目で言われていた、テレビシリーズ映像(旧作絵)を、より綺麗にする作業。今回の最終作でどれだけやったのかな?と思うほどそのまんまでした。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇三部作まとめて新作カットだけつなげたDVDが出たらいいのになあと思います。
ストーリーを追うより、眺めたい。
丸みのある柔らかなキャラクターデザインは好きです。
それから、今の技術で動くMSは綺麗で、戦闘シーンはもっと観たかったです。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/07/22 ¥5,985

『ワンダフルデイズ』 Wonderful Days

2003年/韓国/カラー/90分/
配給:ガイナックス

監督:キム・ムンセン
脚本:パク・ジュニョン/キム・ムンセン
制作:TIN HOUSE

作曲:ウォン・イル

日本語脚本・演出:山賀博之(GAINAX)
翻訳:根本理恵

CV Cast>>
スハ:山寺宏一
シモン:横堀悦夫
ジェイ:真田アサミ

副官:山路和弘
総督:大木民夫
ノア博士:清川元夢

ゴリアテ:石塚運昇
ジョー:後藤哲夫
デイビッド:パク・トンハ

ティポン:荒川大三郎
エタ:榎本温子
スハ(子供時代):池田恭祐
ジェイ(子供時代):岡珠希
ウッディー:桜井誉礼
カレン:手島沙樹

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西暦2142年、近未来の地球を描いた長編SF/3Dデジタル・アニメーション。
戦争が大気汚染を加速させ、常に暗く厚い雲に覆われた世界。エネルギーは不足しており、人間同士の争いは絶える事が無い。特権階級としての人々と最下層の人々との軋轢。機械化が進んでいる洗練された都市エコバン。選ばれし者の長たちは利己主義で、都市のためには下層の人々は犠牲にしてもかまわないと思っている者さえいた。

都市エコバンの中心部に不審者が侵入した。追うパトロールのジェイはそれがかつての幼馴染スハであることを知る。彼は元エコバンの住人であったが、今はマールという下層区域にいて、抵抗運動に関わっていた。かつて都市のシステムを構築したノア博士のもとで、ある決心をしていたスハ。遠い日の約束が甦り動揺するジェイ。警備の責任者であるシモンは彼女の心を乱すスハを抹殺しようとする。

「いつか青い空を」

どんよりと垂れ込める雲に閉ざされた世界に、青い空を取り戻すために。異なる立場で再会した男女の愛憎劇を、驚くほど美しく芸術性の高い映像で淡々と綴っていく。

大きなアクションや盛り上がりがあるわけではなく。
脚本じたいも「三角関係」とSFを絡ませてるなあ、くらいの話。
勿論、環境問題や戦争の愚かさ、人工的な世界の綻びなど観るべきところはある。
唯一の希望が青空という叙情的な雰囲気がかなり印象に残る映画。
とにかくワンシーンごとの美しさに見惚れました。本当に綺麗。
この映像美だけでも観て欲しいくらい。

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ただ画に興味が無いウチの家族は寝てしまいました・・・。
この人は攻殻もイノセンスも雲の向こう、約束の場所も寝てたんで
あまり参考にならないと思います。

逆に押井、新海、今敏作品はじめ、古くは「AKIRA」など大友
作品、ジブリ作品まで、日本の長編アニメーションを観てきた人々には
とても興味深いのではないか、と思いながら観ていました。

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背景の美しさやデザインの巧みさ綺麗さ、私は好みでした。
それから愛情を感じさせる場面で、男子もポロポロ泪を
こぼすあたり、向こうのドラマを思い出しました。

具体的にコレってあげにくいのだけど
スローな動きと感情の流れをゆっくりゆっくりなぞって
台詞の少ない、音が消えるような場面が切ない。

変型バイクの疾走感や、「空を飛ぶ乗り物」の描写は
多くの映像で観られる。あと狭い空域での追跡劇。
たいてい逃げるヒーロー側を追う立場のカタキ機が
別に攻撃受けてなくても自分から障害物につっこむよね。
これはSWからなのかな?
「仮面ライダー THE FIRST」2005/東映

監督:長石多可男
脚本:井上敏樹
製作:東映
   石井徹 他
配給:東映ビデオ

原作:石ノ森章太郎

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Cast:
黄川田将也(本郷猛)
高野八誠(一文字隼人)
小嶺麗奈(緑川あすか)

ウエンツ瑛士(三田村晴彦)
小林涼子(原田美代子)

津田寛治
板尾創路

宮内 洋

風間トオル
石橋蓮司

辺土名一茶
佐田真由美
天本英世

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大学の研究室で働く本郷猛に取材していた女性記者あすか。
彼女はもうすぐ結婚する予定だったが、気になる事件を
追っているうちに、謎の怪人に襲われれ、婚約者を殺害されてしまう。
その現場には本郷猛がいた!
あすかは犯人を猛と思い込み、事件の真相を追い求めていく。

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石ノ森章太郎が描いた、原作版仮面ライダーの原点に近付くために
改めて脚色されて描かれた劇場版。
物語のメインは改造人間の悲哀と淡い恋で、アクションシーンより
人間ドラマの印象が強い。かつてテレビシリーズを観ていた少年たち
=今のおとーさんおじさん向け。ついでに日曜朝にお子様たちに
つきあって見てて、若手の俳優さんたちにすっ転んでしまった女性陣へ。

一緒に観た家族の指摘で気がついたのだが、今のNHKの朝の連ドラ
『風のハルカ』に出演中の男の子が本郷君らしい。あまりにも
タイプが違うのでびっくり。若手ながらさすが役者だなあと思いました。

さて、悪の秘密結社ショッカーはどうやって改造人間を作り出していくのか。
仮面ライダー1号と2号の確執と絆。

バイクでのアクションや、敵の怪人やショッカーの登場、
変身(?)やマスク/コスチュームなど、意外な演出もありました。
もともとTVシリーズを観ていた方々は、きっと興味深く観られるのでは。

とても大事に丁寧に作ってあるんじゃないかなという印象は受けました。
変身マスクも細工が細かい。怪人はちょっと笑えた。

あと、正体を隠して好きな女性を守る1号さんの姿が、MJに恋する
ピーターみたいで「スパイダーマン」シリーズを思い出しました。

ウエンツ瑛士演じる青年と、相手役の女の子のエピソードがベタながら
切なく描かれているため、もうちょっと上手く本編主人公たちと
関連付けて欲しかったです。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

最近(クウガ以降)のものについては、ちょこちょこ観ています。
昔の仮面ライダーについてはよくわかりません。
1号2号にいたっては熱中世代でも無い為さっぱり・・。

もう亡くなられたという俳優さんをデジタル技術で復活させ
ショッカーの一員としてスクリーンに。一緒に観た家族は
懐かしかったらしい。オープニングも旧作ファンに贈ってる感じ。

玩具メーカーの指令つきの今のテレビシリーズと違って、道具の派手さや
爽快感という程の後味は無いが、アクションもそれなりに作ってある。
ただ、全編通してお子さん向けのような気はしなかった。

佐田さんの妖艶(っぽい)悪女役はともかく、
普段着まんまの辺土名さんのショッカー役はつけたしですよ・・・。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今回は映画を観に行こう!という話になったものの、
家族が「消しゴム」、私がホラー花嫁の人形アニメを観たがり、
お互いの趣味嗜好が合わずに折衷案(?)として出したのがこの映画(笑)。

Zの予告で観たとき、これなら家族が喜ぶかも、と思ったので
公開始まって丁度良かったです。
「機動戦士ZガンダムII 恋人たち」ZGII-Lovers−
2005年/98min

原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季
原案 :矢立 肇
 
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン:大河原邦男/藤田一己
作画監督:恩田尚之/重田敦司 他
音楽:三枝成彰
テーマ曲:Gackt
企画・製作:サンライズ
製作協力:バンダイビジュアル
配給:松竹
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Cast
カミーユ・ビダン:飛田展男
クワトロ・バジーナ:池田秀一
アムロ・レイ:古谷 徹

フォウ・ムラサメ:ゆかな
サラ・ザビアロフ:池脇千鶴

カツ・コバヤシ:浪川大輔
ベルトーチカ・イルマ :川村万梨阿

エマ・シーン:岡本麻弥
レコア・ロンド:勝生真沙子
ファ・ユイリィ:新井里美

ブライト・ノア:鈴置洋孝

ジェリド・メサ:井上和彦
パプテマス・シロッコ:島田 敏
ハマ−ン・カーン:榊原良子

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Zガンダム本編をきちんと観ていないので
想い出にも浸れず、映画としてみても噛みあわず
ツギハギの場面から場面へのつながりに疑問が多く
「星を継ぐ者」同様、旧作絵と新作絵の落差に哀しみ
制作した人々には何がしたいのか、素直にまっすぐに
問いかけたくなる劇場こうかい版ガンダム。

前作はそれでも、シャアとアムロが観られて良かった、
美しい絵の場面が少しでも拝めて嬉しかった、と思いましたが
今回はさすがにそうも言っていられませんでした。

前作本編後の予告では、「・・・それはキスの記憶」のような
コピーがついていたと思います。

恋人たちと銘打っていながら、その機微も残さず、(新しく)充分に描かず
カミーユの気持ちがちっとも理解できない。

フォウがカミーユの大事な女の子のひとりであったなら
せっかく描き直してもあれだけでいいのかな。

出会いから別れまで、いろいろあっただろうエピソードをたくさん
飛ばしていることはわかるけれど、あの流れで観ていたら、
悲しみに打ちひしがれているだろう彼がそらに上がって
間もなくファとキスしようとする神経もわかりにくい。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

登場人物は恋というより色ボケに見えた。
閉鎖された艦内や、戦場化で命のやり取りをしているときは
誰かに傍にいて欲しかったり、好きになりやすかったり
子孫を残そうと本能的にあがいたりするってこと?

男どもが女に甘すぎ。
あと女性に甘えたがり。
女の子も「女性」ばっかり手札に使うところが。

作戦で何でもありだからもてる武器は何でも使うのが
当たり前だとしても、うーん。

かっこいいだけだったり、いかにも登場人物として
カンペキだったりすることがなくて
みんなエゴイストで、余裕無くて、カサカサしてる部分が
見えすぎるのがゴロゴロしこりになるのかな。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今回はシャアがそのへんのおじさんに見える時があった・・。
(シャアを目で追うくらいしか楽しみが無かった)

前作エンディング後の予告イラストでは、二人の女性が
タイトルの横に佇んでいました。「恋人たち」は
カミーユとフォウ、アムロとベルトーチカだけじゃなく、
レコアさん(とシャア?)、サラとシロッコ/カツ、
それからジェリドとマウアー。
それぞれの男女の話もありました。
が、ちょっとずつすぎて(笑)。

サラのシロッコへの気持ちはけなげだなあと思いました。
シロッコの新作絵も多少あったので、この絵なら
かっこいい人なのかな?でも何が目的の人?と
やっぱり理解できてない。

ファンのための再編集版というほどファンの気持ちを大事に
しているというわけではないだろうし。
時期的に種が流行って、ファーストも見直されていて、
それならZも今再び、なのかな。

よくテレビで放映している、作品紹介特番として捉えてもいいかも。
Zガンダム(TVシリーズ)の本編をぜひ最初からご覧下さいという。
映画でわからなかったところを理解してください、みたいな。
実際、劇場版一本目のあと、テレビシリーズについては
少しずつ観ています。

公開初日のせいか、劇場内は混んでいました。
前もって友人がチケットを取ってくれていたので、いい席で
観られました。劇場で大きな画面はいいですよね。
やはり、全部新作絵で観たかったです。

新訳だか新釈だか言ってるんだから、もっと大胆に
旧作のエピソードを削り完全新作劇場版として
三部作であったなら、私は観ていてもっと
嬉しかったんじゃないかと思います。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
追記
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
テレビシリーズDVDを最終巻まで観ました。
家族が「映画三本じゃ無理」
「テレビでもエピソードの合間にもっと何か描かれそうなのに」
と言ってたことに頷いてしまいました。

それから、映画としてどうかと言うより、
たぶん私がカミーユに共感しにくいんだと思いました。
じゃあ誰を観るかというと、(シャアは置いといて→別格)
誰だろうなあ・・・。

リアルタイムで観てたら違うんだろう。
それを今言っても始まらないし。

劇場版最終話はどうまとめるのかと、
新作絵や場面を楽しみに待つことにします。

渚にて

2005年10月14日 観た映像
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2000/12/01 ¥4,179

「渚にて」ON THE BEACH  1959年アメリカ

制作/監督:スタンリー・クレイマー
脚本:ジョン・パクストン
撮影:ジュゼッペ・ロートゥノ
音楽:アーネスト・ゴールド

出演:
グレゴリー・ペック(艦長)
エヴァ・ガードナー(モイラ)
アンソニー・パーキンス(ピーター)
フレッド・アステア(ジュリアン)
ドナ・アンダーソン(マリー)

==================================================
第3次世界大戦が勃発し、核兵器使用のために北半球はすでに全滅、戦闘をのがれた南半球の一部の地域にも死の灰は近づきつつある。そんななか、生き残った米国原子力潜水艦の艦長(グレゴリー・ペック)は、オーストラリアのメルボルンに寄港後、アメリカ本国から届いた謎の無線を調査すべく出発したが、祖国にはもはや人影すらなかった。
====================================あらすじ引用ここまで

原作は古典SFの名作、ネビル・シュートの「渚にて−人類最後の日−」
(サブタイは創元推理文庫/井上勇:翻訳による)

この映画では設定は生かしつつ、大人の恋愛メロドラマの要素を濃くした印象。
全編に渡って流れる"Waltzing Matilda"は、私にとって長いこと
イメージの中の映画音楽でしかなかったが、今回初めて映画を観ることができ
やっと映像と重なった。

子供の頃に、昔この映画を観て感動した親から繰り返し聞かされた
この映画のラストシーンは、残念ながら思い描いていたものと違い、
たぶん親の記憶違いなのだろう、途中にそのエピソードが出てきていた。

大人になってから原作を見つけて読み、心に残る想像のシーンと合わせて
心の中の大好きなSF小説に殿堂入り。
死ぬ間際まで静かに運命を受け入れようとする様が
奇麗事だと言われることもあるかもしれないが・・・
原作を読んだときは、それでも、最後の日が哀しかった。
この小説に出てきた人間たちはみんな愛しい。

あまりにも特別で、イメージだけが広がっていた映画だったが、
実際観てガッカリするなら、一生観ない方が良いとも思っていた。
このたびたまたま見つけて、届いてすぐに観てしまいました。

結果的には観てよかったかな。
観る前に、実は映画としての評価がいろいろあることはネットで
読んでしまっていたので、過度な期待をしていなかったのかも。

モイラ役のガードナーは小説のイメージと違ってたかな。
解釈の違いかなー。
でも、表情に泣かされるくらいいい女優さんだなあと思いました。
アステアが出演しててびっくり。

Roman’s Holidayから、クラシック映画のスターではペック大好きなので
メロ展開がお似合いでした。

あと、この頃の映画はたいてい、白人しか出てこないのですね。
アフリカ系アメリカ人は潜水艦に乗ってなかったのだろうか・・・。

勿論、小説には遙かに及ばず。
しかし原作の良さは・・・そこそこ入ってたと思う。
戦闘や爆撃などの場面もなく、ヒトの死体もなく。
ただ静かに終るときを待つ善良なひとびと。その哀しさ。
滅亡した国に寄港すると、町は無人で静まり返っている。
人の愚かしい行いから来る結果、その恐ろしさを表現。

いくら滅亡しても、建物などに損壊が無くて生物だけが死に絶える場合、
街のどこにも死体が無いのは不自然なのですが、あえて
そうするのもありかなと思いました。
「人間は死ぬときはベッドに行くものだ」って言ってましたし。

SF映画とは言えず、また警鐘を鳴らす意味での社会派映画としても
迫力や説得力にはちょっと欠けているんですが・・・。
当時のアメリカ社会からすれば、制限もあったろうし、その中で
やっぱり言いたかったことが、皆あったんじゃないかと思いました。
アステアの台詞もそうですし、最後を迎えるそれぞれの様子に
感じ取ることが出来ると思います。

この映画から半世紀以上過ぎても悪くなる一方の情勢を考えると
映画や小説で訴えたところで、本当に人の心に響いているのかどうか。
絵空事として現実と区別する分別だけは長けているかに見えても、
実際に起こったらどうなるか想像し、それを止めようとする力は
どんどん衰えているような気もします。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/09/02 ¥2,980

「コンスタンティン」CONSTANTIN 2005年/アメリカ

監督:フランシス・ローレンス
制作:ローレン・シュラー・ドナー 他

出演:
キアヌ・リーブス(ジョン・コンスタンティン)
レイチェル・ワイズ(アンジェラ・ドドソン/イザベル)
シア・ラブーフ(チャズ)
ティルダ・スウィントン(天使ガブリエル)
ブルイット・テイラー・ビンス(ヘネシー神父)
ジャイモン・フンスー(ミッドナイト)
ギャビン・ロズデイル(バルサザール)
ピーター・ストーメア(サタン)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
アメコミ「ヘルブレイザー」を原作に、キアヌ・リーブスが、『マトリックス』に続いて救世主的なヒーローを演じる、ホラーテイストのアクション。この世には、悪魔や天使が宿った人間が生息しており、私立探偵のジョン・コンスタンティンは、彼らを見分けることができる。死後、自分が地獄へ送られる運命にあると知った彼は、悪魔を倒すことで、天国に行こうと目論むのだ…
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<引用ここまで>

無愛想で他人と深く関わろうとはしないタイプに見える彼。
過去に犯した「罪」により、既に死後に行くべき世界は決まっていた。
煙草の吸いすぎで肺は真っ黒、末期の癌に侵されている彼は
目の前に迫る地獄への切符をどうにか天国行きへ切り替えようとしている。

胡散臭い教会で傲慢に彼をあしらうガブリエル。
中性的なその姿は、天使そのもの?
天国からの「ハーフブリード」である彼(彼女)は
ジョンの願いを聞き入れようとはしなかった。

L.A.警察のアンジェラは投身自殺したという妹の死の謎に迫るべく
調査を始め、コンスタンティンと出会うことになった。
最初は超常現象を認めようとしなかったが、やがて過去の
自分と妹のことについて告白し始める・・・。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

最初は如何にもキアヌ=エクソシストっぽい始まりだったため
もしかしてホラーでぐっちゃぐちゃのやつかとおののきました。
自分の意志と関係なく選ばれたレンタルDVDで、このまま怖くなったら
別室へ逃げようと思って観続けるとすっかりはまりました。
借りた本人(家族)は途中うたた寝してたし。

設定やなにやらで、日本のアニメやコミックスが好きな人作ったかと
思うくらい。改めて公式サイトを見たらば、原作はアメコミとのこと。
こういうのを実写でやって、無理なく面白く、しかもカッコよくできるって
すごいなあ、と感心しきり。

物語のなかであちこちに特定宗教ならではの演出というか、話運びがあるのは
お国柄というか、そっちの文化圏だからだと考えられますが、
別に詳しくなくても充分楽しめるお話になっています。

コンスタンティンが言った台詞で
「神は瓶で蟻を飼っているガキだ」ってのが印象に残りました。
それでも、やっぱり地獄へは行きたくない、天国に迎えられたいというのは。

日本でも昔、極楽浄土と地獄についての教えが浸透してた一部では
そのくらい恐怖だったかもしれないですねー。

退魔モノみたいにシリーズになってくれたら面白いだろうな、と思いました。
それも、毎回このくらい派手にやってくれると楽しい。
「亡国のイージス」

2005/日本ヘラルド映画/松竹

原作:福井晴敏
監督:阪本順治
脚本:長谷川康夫

音楽:トレバー・ジョーンズ
編集:ウィリアム・アンダーソン

撮影:笠松則通
美術:原田満生

Cast/
真田広之(仙石恒史/「いそかぜ」先任伍長)
佐藤浩市(渥美大輔/防衛庁情報局内事本部長)
勝地 涼(如月行/「いそかぜ」1等海士)
寺尾 聰(宮津弘隆/「いそかぜ」副長)
中井貴一(溝口哲也/FTG3等海佐)

チェ・ミンソ
吉田栄作
谷原章介
安藤政信
豊原功補 ほか

==================================================
最新鋭の防空システムを搭載したイージス護衛艦「いそかぜ」に、沖縄米軍基地から盗まれた化学兵器「GUSOH」が特殊工作員によって持ち込まれたのだ。「いそかぜ」の先任伍長の仙石はその情報をつかみ、新入りの如月が工作員ではないかと、目星をつけるが、副長から離艦命令が。そのあと「いそかぜ」の全ミサイルの標的が東京に設定された…
===================================(あらすじ引用ここまで)

映画の内容を単純に言えば、スティーブン・セガールの『沈黙の戦艦』(’93)や、
テロ組織や犯罪者集団にたった一人で立ち向かうダイ・ハードシリーズを連想。
それに現役軍人で白制服組のクーデターもプラス。

ただ、日本が舞台なので、専守防衛の自衛隊の在り方や北朝鮮との関係、
戦争の意味、加えて親子の関係など、重いテーマも盛り込んである。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

主な舞台となる「いそかぜ」の艦内も本物みたいに見える。
そもそも、今、現実に使ってる自衛隊の護衛艦や飛行機の本物を観る機会は
普段なかなか無いわけで(見学会もあるけど)、セットくささが全然無くて
どのくらい本物借りたんだろうと思いました。

メカ・設備だけではなく、登場人物の会話、立ち居振る舞いから、
用語の監修に至るまで、防衛庁、海自空自全面協力によって
かなりリアルな様子が表現されているとのことです。

ちっとも詳しくないけれど、現実でも戦闘機や戦艦など大好きなので、
興味深かったです。ただ、それらを「大好き」と言うことに、常に
どこか後ろめたい・躊躇う・単純にはしゃいじゃダメ、のような気分は
付きまとうため、いつもぐるぐるしますが。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

同じような内容の海外映画だったら全然違う印象になっただろう。
良いところイマイチなところ、全部ひっくるめて日本映画だと思った。
(具体例をここで出せず申し訳なく・・・)

ベタベタとも言える人情、人の良心に訴える様子に、
描き方もあるけど、こういうのに打たれたり、ウルっとくるのは
甘いのかどうなのか・・・。何か、こういう(ナニワ節)思考でも
いいのかな、と自分で納得させようとしたり。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

あと、さんざんやられても皆、丈夫だなあと、ヘンなトコで感心。
イヤ、もうそれ死んでそうです!と思うようなとこでも
けっこう皆さん元気にしてて、そのへんはリアリティなし。

かつてのアクションスター、真田広之は不死身だと思いました。

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アニメーション以外の邦画をわざわざ観たいと思うことは少ないのです。
これはキャスティングで観たかったのでした。

あと、メカは大好きですが、普段、ミリタリー小説やコミックはほとんど
手に取りません。最初はこのお話もそういうのかな、と思ってました。

『亡国のイージス』に興味を持ったのは、公式サイトからです。
コミック版にまさかの少女漫画バージョンがあるとのことで驚いて。
特殊工作員の如月がかっこいいらしい、ということから、内容が知りたくて
まず青年誌連載中のコミック版のほうを読んでみました。

この映画も、詰め込みすぎて説明不足のところが多々あり、駆け足で
ストーリーが進むため、事前にコミック版を途中まで読んでおいて
良かったと思いました。

なんか、いろいろお金をかけた作品の場合、映像それだけで楽しむことって
今はもう出来ないのかなあ、とちょっと寂しくなりました。

原作も読んでみたかったので、映画を観たあとに購入。楽しみです。
「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」

2005年/松竹

原作:荒川弘
監督:水島精二
ストーリー/脚本:會川昇
キャラクターデザイン/総作画監督:伊藤嘉之
音楽:大島ミチル
OP/ED:L’Arc〜en〜Ciel

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鋼の錬金術師エドワード・エルリックは自分のいた世界から
西暦1923年のドイツ・ミュンヘンに飛ばされた。
その頃のドイツは国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)が台頭し、
ヒトラーも指導者の一人として立っていた。
再び起こる後の悲惨な世界大戦を予感させながら、第一次大戦の敗北の屈辱と
不況にあえぎ、思想を極端に傾けていく人たち。

弟と同じ顔の科学技師アルフォンス・ハイデリヒと共に行動していたエドは
ある日、軍人に追われるジプシーの娘を助け、一緒に暮らし始める。
彼女は人の心の中や、睡眠中の夢を視ることのできる能力者だった。

オカルトと科学を合わせたカルトな団体組織「トゥーレ協会」は
平行世界の存在を信じ、ある目的の為に暗躍。
エドのいた元の世界を<シャンバラ>と称し、道を開く為のカギを探していた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

一方、実体を取り戻した弟は、兄と「賢者の石」を求めて旅した
数年間の記憶をなくしたまま、どこかに必ずエドが生きていると信じていた。
かつての兄と同じ赤い服を身に纏い、錬金術を使って人を救う様子は
エドの姿と重なる。
ホムンクルスとの戦いの後、平穏を取り戻しつつある街に
再び<異世界>から強大な敵が現れようとしていた。

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テレビアニメーション「鋼の錬金術師」の最終話の後日譚。
テレビシリーズを未見の場合、どこまで楽しめるか難しい。
映画単体で意味のわかる内容になっていないような気がする。

大画面で綺麗な線、作画、キャラクターを観られるのは
嬉しいが、原作やアニメーションのファンではない人には
「???」の部分が多い映画だと思います。

それから興味を持った人が、またテレビ映像商品や
原作含めて本や関連品を手に取ってくれることを願うのか。
後に商品を売るための大きな宣伝映像にもなるのだろうか。

テレビやネットなど、一般に向けての宣伝が多いので
かなりキャンペーンにお金をかけていると思う。
果たしてそれで劇場に足を運んだまったく事前に『知らない』人が
充分満足する仕上がりになっているかどうか。

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原作本のほうが好きで、アニメ版はだんだん話が独特の展開になるに従い、
テレビシリーズは途中から観るのを止めてしまった。

でも結局、最終回だけは観た。直後に映画の宣伝が入るのを観て
劇場版までシメを引っ張るんだなあと思った。
でもシメてませんでした(笑)
まだまだ豆兄と弟の旅は続く。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

豆兄が、多くの登場人物から大切に思われていることはよくわかる。
しかし、ウィンリィより弟か、兄よ。
ヒロイン(だよね?)は大変、切ない役どころ。

ラスボスの理屈はちっとも理解できず、無理やりな感あり。

ロイ・マスタング、やっぱりかっこつけての登場でした。
ホークアイともう少し会話して欲しかったかな。
なじみのキャラクターの顔見せはやはり嬉しい。
イチに炎の、次に鋼なので、ちょい役でも観られて良かったです。

途中、炎の錬金術師が
誰を、何を、「待つ」のかな、という問いの答えは
二次的妄想で補填するのが楽しいだろうなとふと思う。

全編通して作っている人たちが伝えたいことは
何となく受け取ることができるが、それはまた別の機会があれば。
突っ込んで話すの苦痛なので、あるかなあ。

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劇場版はいつかレンタルででも観られればいいかなと思っていたので
今回、お付き合いとはいえ、劇場に足を運んでほぼ満足です。

いろいろ感想はありましたが、アニメ版かなり辛い見方をしていた為か
劇場版は案外普通に観ました。けっこう楽しめました。
『機動戦士Zガンダム −星を継ぐ者−』

2005年劇場公開/日本

企画・製作/サンライズ
製作協力/バンダイビジュアル
配給/松竹

staff>
原作・脚本・絵コンテ・総監督/富野由悠季
製作/吉井孝幸
原案/矢立 肇
キャラクターデザイン/安彦良和
メカニカルデザイン/大河原邦男 藤田一己
キャラクター作画監督/恩田尚之
メカニカル作画監督/仲 盛文
美術監督/東 潤一 甲斐政俊
音楽/三枝成彰
テーマ曲/Gackt
音響監督/藤野貞義

cast(CV)>
シャア・アズナブル/池田秀一
カミーユ・ビダン/飛田展男
アムロ・レイ/古谷 徹

ブライト・ノア/鈴置洋孝
レコア・ロンド/勝生真沙子
エマ・シーン/岡本麻弥

ファ・ユイリィ/新井里美

ジェリド・メサ/井上和彦
バスク・オム/郷里大輔
パプテマス・シロッコ/島田 敏

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

『機動戦士ガンダム』のラストから7年後のお話。
(あの戦争終結0080として、0087から)

コロニーに住んでいる少年カミーユは
軍人を見返してやりたくてモビルスーツを盗んで
反地球連邦組織エゥーゴに成り行きでついて行くとこから。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

あれ、こんな内容だったっけ。くらいの記憶。
テレビシリーズほとんど未見。
最初のガンダムが一番好きだったので、放映当時
新作の主人公や内容に慣れず。
放映前から設定情報は知っていた。
たぶん一話くらいは観た様な気がするが忘れている。

何となく検討をつけつつ見たが、最初は
どうしてそうなっていくのかなかなか飲み込めず。
この劇場版は新解釈(新訳)になっているとのこと。

テレビシリーズの映像がそのまま使われていて
新作映像は途中いきなり入ってきて
その違いに戸惑うばかり。別人だよ!

そうしたのは、制作費・時間の関係なのか
それとも当時の完成映像以外に適うものがないのか、
よくわかりません。

最初のガンダムの劇場版も、「I」はテレビシリーズの映像が
多かったですが、最後の「めぐりあい宇宙編」になると
かなり新作映像が多く、丁寧だし、綺麗で
公開当時は嬉しかった覚えがあります。

今回も新作場面はさすがに美しかったです。

映画化の話を知ったとき、完全新作だと思ってました。
昔の映像も入ることがわかってなんとなく
今と比べてしまえば、絵が荒そうだなあと
観る前からがっかりして、覚悟して行ったんです。
それでも昔の絵は今の絵に慣れてるとかなり古く感じました。

あまりの落差、それと展開の早さに
前半ちょっとつらかったのですが、
だんだん入り込んでしまって
ラストはもう大喜び。
観て良かったです。

クライマックスへの持っていき方も上手くて
(自分内で勝手に盛り上がったのか・・?)
次回作も劇場に観に行かなきゃ!!と思いました。

トミノさんのお話の登場人物っていつも
こんな感じ、っていうタイプが何人もいるのですが
独特の台詞回しも好きでした。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

映画の感想というより回顧・懐古になりますね。

やっぱりシャアがいいです。格好良かったです。

今でも外のいろんな作品で
仮面やら顔隠す人やらに反応するので、
シャアの影響はかなりあるのだと思います。

最初のシリーズのアムロはいじけた印象が多く残ってます。
でも、ラストに近づくにつれて成長していく様子、
観る甲斐があったのです。

今回は大人になっているアムロも改めて、
カッコイイと思いました。>新作絵

子供のときにはまる作品ってすごいな。
世代が違う、年配の人がアトムや鉄人28号、
仮面ライダーなどに特別思い入れがあるのを
微笑ましく(?)傍観していたつもりでしたが・・・。
自分の場合は999とガンダムで戻っちゃいます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

こりゃテレビシリーズもレンタルで観なきゃ!
と思わせるようになってるのかしら。
DVD ビデオメーカー 2005/02/17 ¥4,935
自主制作のアニメーション『ほしのこえ』が大きな話題を呼び、一躍アニメ界の注目株となった新海誠が、満を持して発表した長編アニメーション第一作。日本が南北に分断されたもう一つの戦後の世界を舞台に、二人の少年の友情、そして“眠り続ける少女”との約束の顛末が描かれる。 (ここまで引用そのまま)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

発売日に予約して買っておいて、今日まで観なかった。
時間も気持ちの余裕もあって、何もせず集中して
ちゃんと観たいDVDやビデオは、けっこう後回しにして
「積」んである。本やゲームといっしょ。

そのうち観る機会を失くしてしまい、テレビ放映で
先に観てしまったりすることもある。

珍しく観る気になった。
先日、原作本読了後、映画『秘密の花園』を最後まで観て、
本も映画も何度もいろんなところに改めて気付いたり
毎回同じところで「いいな」と思ったり。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そんなわけで、じっくり好きだと思える映画観たいなあ、の
気持ちが今のところ継続中なので、たぶん
今なら観られると思ったんだろう。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

いちいち観る理由で長文にしても仕方ないが
この作品については密林商品レヴュから多種ブログまで
いろんなひとがいろんなこと書いているようです。

なんだろ、言葉がなかなか見つからない。

えーと、

*劇場で予告編を観たイメージと違ってた。
『ほしのこえ』は観たことがないし
 設定やキャラもよく知らないので
 そのつながりではイメージしようもなく
 予告以外に持ってたものはあまりなかった。

*空が青くてスコーンと高くていい色だと思った。
 長細い塔がどこまでも伸びてるのが面白い。
 
*光にこだわってるのかな。
 一箇所だけキラキラ効果が余計というか
 ちょっと不自然だと思う場面があった。
 他はだいたい、きれいでいいなあと思った。

*なんでもない日常の風景も誰かの眼を通して
 上手な人が描くと、ああなるんだと感心した。

 ただ写実的なだけじゃなくて、とても和むし
 美しい。

*気に入ったのは電車の内壁を走る光の粒。
 思わず見入ってしまった。
 
*傘の先を伝い落ちるしずくも細かいなあと。
 いろんなものをよく観てるんだろうなあと思った。

*「ものがたり」「SF」としてのツッコミどころは
 たくさんだが、専門にツッコミたいひとにまかせるべし。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

声、に頼るところがかなり大きいかもしれない。
主人公の声の人は独特。例に漏れず『北の国から』は
最初のシリーズからリアルタイムで観て育ったもので。

予告編で観た眼鏡君が忘れられず買ったようなものだが
声が最初から「どうかな?」と思っていた。
でも覚悟していたほど違和感はなく、好みはともかく
けっこう上手い場面もあったので、良かったと思う。
眼鏡、かっこよかった。成長したほうが当然好きだ。
主人公は主人公として、良かったが
私フィルターだと眼鏡が活躍して見えた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

『海がきこえる』に三角関係がちょい似てる。
氷室さん原作でジブリが作った青春ドラマ。
素直でちょっとヘタレ主人公とクールな眼鏡。定番?

マドンナの性格はぜんぜん違うけれど
女性側からと男性側から描くのが異なるのか、
それとも作者の好みの違いか。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

『雲の向こう〜』のヒロインを観て。

男の初恋話的エピソードにはどうして
こういうタイプが多いんだろう、などと偏見ともとれることを
考えてみたが、本作では特にヒロインに嫌悪感もなく
むしろけなげで可愛い、援けたくなるタイプ。
声も良かったと思う。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ラストはあれでいいと思う一方、
あれ、これで終わりなんだ、と寂しくも感じた。

冒頭へつながる「余白」が気になって気になって。

観終わってすぐまた冒頭だけ繰り返して観た。
やはり気になる。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

飛ぶ、こと、自然の描写など
日本のアニメーションを測る物差しのひとつに
宮崎氏とジブリの作品があがるが・・・
比べてもなあ。

じゃあ無理やり。

宮崎氏の作品には痛烈な皮肉や風刺、屈折した某があって
時々何か責められている気がするほど
身につまされるときがあるが・・・
『雲の向こう〜』からは後ろの「何か」が伝わる様子が
緩やかで、こちらのほうが心地いい。

・・・と思うことのほうがまずいんだろうか。
そのへんは「好み」と言い切ればいいのか
「生き方」「姿勢」まで考えないといけないのか
考えるのはまた面倒。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

とにかく。
量産されてひどい「絵」「画」「動」のアニメーションが
多いなかで、これだけ丁寧なものを観られたことも
嬉しかった。



 
 
DVD ポニーキャニオン 2003/12/17 ¥3,990 ほんのちょっとしたイタズラ心が災いして大事件になり、少年院に送られることになった4人の仲間。なんと少年院で待っていたのは看守からの虐待と暴行。十数年後、大人になった彼らのうち2人が偶然、看守と会って衝動的に殺害してしまう…。 少年院で味わった屈辱と悲痛な心を抱えたまま大人になった4人が、それぞれの方法で看守たちに…(引用そのまま)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

観たのはテレビ放映の録画です。
ラストまでぜんぶネタバレ感想。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

後味が悪い・・・というより、何か違和感が残った。
テーマが重いのに、何となく薄っぺらなのだ。

豪華キャスティングを揃えただけ、という感じがする。
脚本をもっと練れなかったのか。
演出は。

印象に残る良い場面もあった。
なのに何故だろう。

マフィアに「守られた」貧しい街、下層生活者。
いつもの悪ガキどもの窃盗、それは彼ら「子供」の
自分勝手な楽しみ。

ホットドック屋の店主の生活や人格も考えずにいた、という
大人になってからのモノローグは、入ってよかったと思う。

それは事故でもあったが、過失傷害事件として
四人の少年たちは収監される。
そこで日常的に行われる虐待、性的暴行。

大人になってから偶然、元看守(K・ベーコン)に出会い
拳銃で撃ち殺してしまう二人。

守ろうとする記者と、検事の二人。

最後は何故か『無罪』。
それで一応のハッピーエンドになるのは、どうなんだろう。
その後の彼らについて語られるが
無罪になった二人は結局無残な死体をさらすことに。
それは、やはり「罰」が下ったということか?

少年時代への惜別、美しい想い出はいい。
『スタンド・バイ・ミー』のように、悪ガキの頃を懐かしむ
あのテの匂いがする。それもいいだろう。

その少年時代をめちゃくちゃにした
それは少年たちの自業自得でもある。
少年犯罪をすぐ「そのくらいのこと」とする大人は
何をもって許すと言うのか。
「そのくらいのこと」で人生を台無しにすることはない?

だが、実際「そのくらいのこと」で
人生を狂わされた被害者の方はどうするんだろう。
ちょっと話が逸れるけど・・・。

彼らが悔いているのはわかる、そして
卑怯な看守たちの行動が許されないことも。

K・ベーコンの悪役ぶりは板についてるなあ・・・。
せっかく食堂で援け舟を出してくれた黒人の看守、
彼はあれきり出てこないし。

最初に殺されてしまうのではなく、ノークスは法廷で
裁かれるのかと思っていた。
黒人の看守はあとで何か証言するのかな、と思ってたが。

また、後に復讐を果たす役をリゾの兄に与えるなら
看守を見返したいという少年の進言によって死ぬことになった
リゾについても、もっと描写が欲しかった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

復讐劇としては全然足りない。
他人の手を借りて、街の顔役が助けてくれて、
他の元看守もそれぞれ破滅に追いやる方法も
この映画の見せ方だと、記者が検事の計画の<完璧さ>を
強調するほどのことではない。

法廷内で明らかにされる少年院での虐待。
だがそれだけだ。それで何か変わったのか?
たった一度の法廷のなかで、それが明らかになったとして
何か改善されたのか?それについては語られない。

平板な法廷シーンで、殺されたノークスの友人として
出廷し、涙を流しながら証言した元看守が印象に残る。

モンテ・クリスト伯を引き合いにだすほど
鮮やかな手並みとも思えないし
神父の証言が最後の切り札というのも何か足りない。
デ・ニーロが演じているから重みがあるんであって・・・
また弁護側のホフマン、彼を使うのが勿体無い。

だいたい、何故そんなに街のドンは彼らに手を貸すのだ?
殺人を犯した二人が手下だからか?
子供の頃から世話してきた4人だから?

「復讐」劇なら平板すぎるし
社会告発ドラマなら薄っぺらいのだ。

あそこで落ちぶれた看守を殺すのでは、観ている側の
スッキリ感はあんまり無いのではないか。
一番悪いヤツとして描かれているのに。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

子役の美しさやみずみずしさ、哀れさが引き立つだけで
大人役になったら印象薄ッ!つーか汚なッ。
どの子がどの大人になったのか最初
ぜんぜんわかりづらくてやんなっちゃう。

ブラピがキレイなだけか。それもまだ若くて演技も
サエがない。イマイチ検事としては物足りない。

子役のときはホントみんな可愛かったのに。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

『スリーパーズ』 SLEEPERS ’96 アメリカ映画

監督:バリー・レビンソン
出演:ロバート・デ・ニーロ ケヴィン・ベーコン 
ブラッド・ピット ブラッド・レンフロ 
ジェイソン・パトリック 他

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

と、これらの感想を書く前に、映画サイトの
ネット批評や感想を読まなくてホント良かった(笑)
けっこう的確に書いてる人多くて。

映画、ぜんぶ美男美女とか豪華俳優だけにしても
たぶん不自然でつまんないんだろうけど・・・
男優メインまたは豪華な男優キャスティングの時の
女優さんってなんでこうイマイチなんだろう。

それとも日本人(もしくは私)の好きな女優さんと
アメリカ人好みの女優さんは決定的に何か違うのか?
(まあそうだろうとも)

その逆もあるんだけどね。女優さんステキなのに
「王子様」がぜんぜんダメダメってのが。

せっかくの「女の子」
四人の少年仲間のマドンナとも言える位置なのに
必要に感じないほど大人になった彼女はイマイチだった。
これは監督が生かせないだけか?

観ないと感想は書けないわけだが、二時間半近く
一生懸命観た割には「面白くない」。
大好きなB・ピットの映画だし、当時話題にもなったので
楽しみにしていたのだが・・・。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

良かったなあと思ったのは
少年たちと神父の交流など前半。
デ・ニーロの温かみと、胡散臭さ(笑)。

あんなに子供たちのことを思って、
頭から抑えつけて説教するのではなく
遊びの中でいろいろ教えてくれた大人。
そんな人がいたにも関わらず、4人のうち
<かたぎ>は2人、はんぶん。
残りの2人は<チンピラ>になってしまう。

少年院の耐え難い屈辱の日々が彼らをさらに
歪ませたのかもしれないけれど、
せっかく導く大人がいても、
人生の最後をあのような形でしか終れなかった二人が
とても寂しく哀しいと思う。

(無罪の報いかどうか、というのは置いておいて)
神父が法廷で、聖職でありながら
元少年たちを守るためにあえて「偽り」を口にした甲斐がない。
先週は作業しながらまた
『ドライビング・ミス・デイジー』(録画)を観た。

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土曜日は早めに切り上げて帰ってきた家族と
『スパイダーマン2』。
データを書くのもめんどくさい。
それなりに楽しめました。遊園地のアトラクションと同様。
トビー・マグワイアいいねー。

前回、友人と劇場に足を運んだのは春だから
ずいぶん行ってなかった。
その前に家族と観たのも『スパイダーマン』だったような気がする。
その後何か観たっけかなあ?印象に残ってない。
家族の好みの娯楽大作しか一緒に観に行かれないからか。

さくさく一人で行けばいいのだが。
一緒に行くような友人は仕事や子育てで忙しく
なかなかつきあってというのも心苦しい。

今回、最終/指定席で観てみたのだが、席がラクチンで
とっても良かった。だが、指定にするまでもなくガラガラでした(笑)
映画の内容は、と言えば。まだ続くらしいで。
もー。シリーズ化好きね。
イチバン無難に客入るしね、そこそこは。
んでもってそれなりに面白いし。
あ、それなりって言いすぎ。わー。結局のところ
私的には「つきあって観たんだよう!」ってのがバレバレな。
でも、こういうのはきっと劇場大画面のほうが楽しいよ。
ビルの谷間糸ぴゅーっての、飛んでく場面とか。

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ずいぶん前に録って、<観たら消す>のメモつけて放置しといた
録画ビデオ『アタックナンバーハーフ』をやっと観た。
これまた元気いいというか楽しいというか。
吹き替え版なので、聞き慣れた役者さんのカマ言葉が笑えた。

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今日の夜は『メトロポリス』。
録画して後でゆっくり観るつもりが、
画質の良さについ作業の合間ちょこちょこ途中観てしまい・・・
うっかりラストも観てしまった。
中途半端な見方してた割りにボロボロ泣いてしまった。
涙腺緩いわね。

話は、と言えば
ありがちというか。あっちう間なんだけどね。
というよりこれが多くの作品たちのおおもとを
含んでいたのかどうか。(原作:手塚治虫)
コミック版のほうは読んでなかったっけか。
まるっちい画の初期の頃のコミックなので
こんなシリアスタッチの印象がなかった。

出会いと別れと。
友情っていうか、ほのかな恋。
ラストのあどけない台詞が哀しい。

背景がすごくて、綺麗だった。
録画したテープを確認したら一気にぼやけててガッカリ。
主人公の声、小林桂さんってあの小林さん?(他に誰が)

全編を彩るスタンダードナンバーがまた泣かせる。
大人の童話だなあ。

999のりんたろうさんって感じするわー。何か。
エンディングロール観てたら脚本は大友さんだったよーな。
あとでまた時間あるときゆっくり関連サイトのぞこう。

そんなわけで、また映画も観たくなってきたニャ〜・・・。
夏中に一回くらいはレンタルまとめ借りに行こうかな。
今月中旬からはまたRPG漬けになるから、
観よう観ようと思いつつそのままかな。

テレビでやってくれる映画でも何とか観よう。
思ったより短い作品でした。
かなり一人よがり〜なところのあるホンだなあ。
台詞、各種書物からの引用が多すぎて
何のことを言ってるのか元ネタをよく知らないと
極めてわかりづらい。
映像は綺麗。それは当然のことのよう。

メカデザインや街中のイメージはスキズキだろう。
飛行機のツバサの先の細かい部分など
デザインは私は余計だと思った。
「メカ」まで生き物くさくしなくてもいいような気がした。
ああいうの好きな人は別に気にならないだろう。

ことさらに残虐な「死体」を見せることを
しないのも良かった。多少は出てくるけど見せ方に
気遣い(笑)があったような気がした。

何度も観返したら、その都度感じることや
考えることが少しずつ変わっていくだろう。
今後、特にこの映画のことを思い浮かべず
手に取った本に、もしその引用されていた文章があったのなら
あるいはアタマの隅に残っていた「言葉」が
登場人物の口からこぼれてきたら、「ああ、そうか」と
ひとりで納得するに違いない。

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「引用」は元を知らない人にとっては謎めいて
たまに使う分にはいい。多用すると受け取る側は
置いていかれてしまう。
「気取ってる」よなあ、って感じ。

気に入っていたり、思い入れのある言葉、
この場面に合うなととっといた言葉など
本人だけがわかっているものを、羅列するとき
「どうせわからないだろうな」と
「わかってくれるよね」という想いが同居する。
たくさんいるなかで「わかってくれるひと」が
いるかもしれないと思う。

今まで自分が吸収してきたあらゆるものから
引っ張ってきた「ことば」を、自分じゃないだれかが
「あ、これは○○のこと?」ってわかってくれたときは嬉しい。
でもこれは私の場合で、他の人はどんなつもりでこういう
引用するのか、それをどんな気持ちで受け取るのかわからない。

ストーリーや映像、細かく感想はあるが
この引用多用が印象に残ってるって事は
わかんない言葉が多かったのがかなり悔しかったのかも。
つまりはケムに巻かれた一回目ということか。

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あと、「ここ、いいよ〜」とか「ここヤリスギ。
ちょっと滑稽」って言いたいことはあれど
公開中でネタバレになるのでもうちょっと我慢する。

私はよくやるんですが・・・
ゲームや映画の情報探してラストでも知ったひにゃ。
そりゃ〜検索するほうが悪いってのはじゅうじゅう承知。

実はこれ観る前に、ネットで公開劇場や評判を検索してて
うっかりイノセンスの鑑賞後感想が目に入ってしまったのだ。
(一行二行くらいは本文も表示されるから)
そこで重要場面を知ってしまい。
「がーーーー!なんだよーーーーぅ」とちょっとガッカリした。

でもそのぶん「それ」がいつ来るのか
ぎりぎり待ってる時間はかえって楽しかった。
お預けくらいながらそのときを待つっていうか。

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最初の劇場版と同じく、相変わらずわからない人は
放っておかれる感じ。ただ、物語全体に関しては
前回よりももっとわかりやすいと思う。
つまんないと感じる人だって多いだろう。
私はとにかく引用云々よりもう一回観て、
自分が「何が」わかりにくかったか確認したい気分。
そのあと改めてそれらを探して、また観るんだから〜。

しかし・・・・
「攻殻機動隊」の最初の映画や原作をまったく知らずして、
「イノセンス」をどのくらいの人が面白いと思うだろうか。

8月は・・・

2003年8月31日 観た映像
8月初旬に観た映画。

「ムーラン・ルージュ」MOULIN ROUGE

監督/共同脚本/プロデューサー:バズ・ラーマン 
出演:ユアン・マグレガー
   ニコール・キッドマン

パリ。1899年から1900年にかけて。
一人の若者が恋をした踊り子は
美しく、野心的で、これ以上はないってくらい魅力的。
すべての男たちに愛されるクラブ・ムーランルージュの高級娼婦。

彼女、サティーンに一目ぼれした文学青年のクリスチャン。
資産家の公爵の目を欺きながら二人の恋は止らない。

劇中突然歌いだすミュージカル映画。
一風替わったアレンジは、今まで世界で流行ったポップスやロック、
いろんな洋楽の楽しいナンバー。

ユアンの歌声にはびっくり、惚れた。

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8月中旬に観た映画。

「ターミネーター3」T3

これは、なんとも。
闘ってばっかり。それから激しく破壊してばっかり。
特に込み入った物語はなく一本道。

judgment dayは不可避だということ。
未来への希望を託された一組の男女。

なーんかまだ先が長い壮大な話の途中の
ちょっとした閑話休題的映画。
2で終わりで良かったんじゃ・・・。

3でこうしたからには、STやSWみたいに
未来永劫シリーズで続けていくのか。
(SWは何部作かって一応決まってるけど)

平日とはいえお盆の週末にこれだけ
劇場がガラガラなのは納得でした。
これだけ観ても映画として面白いのかどうか。
前後がある、と思わないと。

------------------------------

8月中旬に観た展示。

「安倍晴明と陰陽道展」

いか〜にも〜映画のプロモーションの一環としてだね・・・。
ついでに観光客を呼ぼうと。

でもやはりココは歴史資料の宝庫。
展示されているものに対して事前に
下調べしなかったのが勿体無かった。

さて伝説の人物もすっかりキャラ商品化。
しかしそのほうが「萌え」やすく
楽しめて、歴史を知ろうとするきっかけになるならいいと思う。

晴明神社の生まれ変わった姿を観れば
メディアミックスの力を思い知る。

「こんな今の時代だから神秘にひかれる」とかなんのかんのと言ったお題目は
どうでもいいような気もする。
ポケ○ンもキティちゃんも歴史上の人物も一緒くただということだ。

そして、私は晴明モノが好き。
晴明桔梗がついてるだけでお守りでもなんでも欲しくなります。
それでいいのよー。

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初夏から夏、カラっとしない気候でしたが
健康状態は良好。
家族は一時期寝込んだものの今は回復。

サンダルでもまっすぐ歩けて
階段昇降も走ってOK、
友達と街を散策して、
家族と遠方まで自転車ぐるぐる。

健康なのがすごくありがたかったです。
何たって一人で外出してるとき
変わりかけの信号を見ながら
走れる自分がいるんですから。

まーでもそんなに幸福が長くは続かないわな。

月末、激痛に見舞われたので
最後の一週間は寝て過ごしました。
また通院生活の始まりです。

「落ち込んだりしたけれど
 わたしは元気です」
まじょのたっきゅうびんのコピーって
ほんとーによくわかるわー(涙)

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