三年あれば中学も高校も卒業だよなおい。
大人になると意識して学んでいかないと
劣化する一方だ。

さて、この間、若い頃の不勉強やらぼんやり加減やら
反省することしきりな毎日だが
進んだことといえば朝の通勤電車が平気になりつつ
あったことと(つーても外部の音をヘッドフォンで遮断して
座って眠るだけだが)、年齢とともにポンコツ化するしんたい。

読書に嵌ると帰りの電車が苦にならないのが
やはり助かる。

面倒でも磨り減っても
人は人の中で暮らすほうが良いことは多い。

2010年後半〜2011年前半は
守人シリーズというのか、上橋奈穂子さんの本を
続けて読んだ。

2011年4月
▽「異」ポプラ社 百年文庫17

江戸川乱歩「ひとでなしの恋」
Ambroge Bierce「人間と蛇」
Edgar Allan Poe「ウィリアム・ウィルスン」

▽「夜」ポプラ社 百年文庫9

Ttuman Copte「夜の樹」
吉行淳之介「曲がった背中」
Sherwood Anderson「悲しいホルン吹きたち」

6月
▽「輪廻と解脱 苦界からの脱出」
講談社現代新書953 花山勝友:著

インドにおける先駆思想/仏教の根本的教義/「六道輪廻」の世界 他

▽「森と文明の物語 ―環境考古学は語る」
ちくま新書034 安田喜憲:著

1995年5月発行。五千年前に誕生した都市文明がやがて世界に広がり
輝かしい発展を遂げた。豊かな生活を実現するために
自然を征服し、利用する過程。


▽「日本の神々」
岩波新書618 谷川健一:著

かつて日本列島に住みなした人々は風も樹も山もすべて
「可畏きもの」をカミと考えた―
沖縄の話を例に上げる記述が多かったため
本島のほうももう少し掘り下げて欲しかった。
総じて興味深い。


7月

宮部みゆき「龍は眠る」「魔術はささやく」再読。
すぐ思い出せたところ、忘れていたところいろいろ。
文庫発行当時に購入しているからかなり前に読んだ。


8月
▽「誰か Somebody」宮部みゆき:著(文春文庫)

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は
事故死した同社の運転手、梶田信夫の娘たちの
父親の死の真相について相談を受ける。

登場人物をとりまく環境、感情の吐露。
いつものことだが、後味がほろ苦い。

▽「返事はいらない」宮部みゆき:著(新潮文庫)

短篇集。文庫版は平成6年初版。再読

▽「西風のくれた鍵」岩波少年文庫
The Spice Woman’s Basket And Other Tales
/Alison Uttley
石井桃子、中川李枝子/訳
Illustrations by Irene Hawkins

The Pixies’ Scarf
ピクシーのスカーフ
The Snow Maiden
雪むすめ
The Tinker’s Treasure
鋳かけ屋の宝もの
The SpiceWoman’s Basket
幻のスパイス売り
The Girl Who Married a Pixie
妖精の花嫁ポリー
The Keys of the Trees
西風のくれた鍵


▽「ふたりのロッテ」岩波少年文庫
DAS DOPPELTE LOTTCHEN/Erich Kastner
池田香代子:訳


9月

▽「はだかの太陽」ハヤカワ文庫SF
The Naked Sun/ISAAC ASIMOV 1957
冬川 亘:訳

▽「銀色の恋人」「銀色の愛ふたたび」
ハヤカワ文庫SF
The Silver Metal Lover
Metallic Love
/Tanith Lee
井辻朱美:訳

一作目は再読。遙か彼方昔に嵌った。
二作目を見つけたので読んでみて
いろんな意味でびっくり。
私はがっかりした部分と
面白かった部分と両方あって
非常に興味深く読んだ。

作者は24年ぶりに続編を書いたというが
過去の作品が気がかりだったのかな?
一作目の読者は若い女性も多かったと思うが
続編でその思い出を霧散させるものかも。
世界の創造神に変化の過程(?)を尋ねてみたい。











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