『マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展
 〜名門ハプスブルク家の栄華』

開催時期2006-08-26〜10-09
京都文化博物館

マリー・アントワネット(マリア・アントーニア)の
母親であり、オーストリアの国母。
欧州に君臨した偉大なる女帝。
(チケットより)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

広告ポスターやチケットにも使われた
アンドレアス・メラー筆による
「11歳のマリア・テレジア」の
なんと美少女であること。

だいたい13世紀から20世紀初頭まで
約700年もの長きに渡り
ヨーロッパに君臨したハプスブルク家。
最盛期にはオーストリアだけでなく
ポルトガルからポーランドまでと
ドイツからイタリアまで
影響を及ぼしていたといいます。

マリア・テレジアはハプスブルク家
初の女帝として跡目を継いだことで
周辺諸国から戦争を仕掛けられました。
(オーストリア継承戦争)
敢然と立ち向かう彼女はまた
愛する夫との間に16人もの子供に
恵まれ、国政、外交と激務に終われるときも
常に妊娠と出産を繰り返してきた
強く逞しい母でもありました。

展示では彼女の生涯と政治情勢、
華麗なる宮廷生活の一部を
順序だてて丁寧に飾っており、
興味深いものでした。

図録もゴージャス。
絵画は見開き片方の頁に大きめに印刷し
片方で詳しく解説してあり
読み物としても資料としても楽しい。

見開き印刷の中央で途切れてしまう大作も
何枚かありますが、たいていは
全部をぎりぎりまで印刷してくれる親切さや
細かすぎる絵は、重要部分を拡大して
掲載してくれる心遣いが素晴らしい。
このへんの歴史好きで、展示が楽しかったら
購入するのも良いかもしれません。

一般書籍のカラー図画集は、サイズが大きく
分厚いだけで相当な値段がするものです。
これは展示の図録とはいえ、なかなか
よくできています。値段も2000円台とお手ごろ。

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