「ブレイブ・ストーリー」2006年/日本

監督:千明 孝一
脚本:大河内 一楼

原作:宮部みゆき

出演(CV):
三谷亘 (ワタル)/松たか子
芦川美鶴 (ミツル)/ウエンツ瑛士
キ・キーマ/大泉洋
ミーナ/斎藤千和

三谷明 (ワタルの父)/高橋克実
三谷邦子 (ワタルの母)/田中好子
カッツ/常盤貴子

ダイモン司教/石田太郎
カッツ/常盤貴子
犬ハイランダー/インパルス (板倉俊之)
若い司教/インパルス (堤下敦)

謎の少女/川澄綾子
運命の女神/今井美樹
ユナ婆/柴田理恵

小村克美/北陽 (虻川美穂子)
小川 /北陽 (伊藤さおり)
ラウ導師/伊東四朗
オンバ/樹木希林 他

アニメ制作:GONZO

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◇宮部さん原作だということで期待しすぎたのが
まずかったようです。原作未読のまま観たため
入り込めないままよくわからず終ってしまった感じ。

◇時々、RPGのレベル上げのゲームプレイ部分を
すっ飛ばして、ストーリーイベント映像のみ
つなげて観てる気分にもなりました。

◇子供たちの友情や一生懸命さにはホロリとくる場面が
何箇所かありましたが、それも一つの場面として
眺めると良いシチュだな、と思うのみで、
物語のつながりがいまひとつで、せっかくの感動シーンも
冷めた頭でしか観られないのが寂しかったです。

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◇ヘンなところ細かく観る私と異なり、一般客として
素直に大衆作品を好む家族がどう観るか、毎回めやすに
なるのですが、途中寝てしまっていたので、
私独りが退屈ではないのだなと思いました。

◇公開二日目に観た為、観客も低年齢層が多かったのですが
率直な歓声や笑い声より、ヒソヒソずっと話している
小中学生が数組ならず各所にいた点からも、声も出ないほど
画面に引きつけるほどの物語になっていなかった模様。

◇映像も綺麗で子供向け娯楽としては良いのではと
思ったが、それなら余計、上手い役者を全ての役に渡って
起用して欲しかった。

主役の松さんは上手だった。時折声が少女(女性)に
戻ってしまっていたのが残念。

常盤さんはキャラクターと全く合わず、この映画だけ
観ると声だけの演技が拙く感じてしまうほど。

◇丹精込めて描いた(だろう)「絵」に、最後の
魂を吹き込む声をどうしてもっと丁寧に選ばないのだろうと
思います。話題づくり/客寄せに、ジブリや海外長編
アニメーションの模倣をしただけではつまらない。

アニメ専門に演じている声優さんの一部で、例えば
オーバーに思える演技や、大げさでくどい息遣いや
言葉の抑揚などが合わないと思う人も、中には
いるかもしれません。アニメーションだけではなく
洋画や海外ドラマの吹替えや、舞台でも活躍されている
演技力の確かな、実力のある役者さんを含めて探して
オーディションで選ぶことはできないのでしょうか。

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◇絵(映像)が綺麗でもったいない。
って前もアギトで言ったっけ?

全体構成、脚本が悪いと一言で言い表せない何か。
不足している何か。

いい見せかたや場面だってたくさんあると思うのに、
映画一本観終わった後のこの期待ハズレ感・がっかりは
何だろう。

◇映画に期待するものが大きすぎるのか、
どのへんが具体的に不満なんだろうと考えるのも
何かだるーくなってきました。

◇原作読み終わってから観たほうが良かったのかな?
そのほうが違いはともかく、イメージ映像として
割り切って楽しめただろうか。

やー、「原作通り」に佇みやすい性質なので
どっちみち文句言いたい放題かなー。

(7/9 TOHOシネマズで鑑賞)

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