DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/07/22 ¥5,985

『ワンダフルデイズ』 Wonderful Days

2003年/韓国/カラー/90分/
配給:ガイナックス

監督:キム・ムンセン
脚本:パク・ジュニョン/キム・ムンセン
制作:TIN HOUSE

作曲:ウォン・イル

日本語脚本・演出:山賀博之(GAINAX)
翻訳:根本理恵

CV Cast>>
スハ:山寺宏一
シモン:横堀悦夫
ジェイ:真田アサミ

副官:山路和弘
総督:大木民夫
ノア博士:清川元夢

ゴリアテ:石塚運昇
ジョー:後藤哲夫
デイビッド:パク・トンハ

ティポン:荒川大三郎
エタ:榎本温子
スハ(子供時代):池田恭祐
ジェイ(子供時代):岡珠希
ウッディー:桜井誉礼
カレン:手島沙樹

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西暦2142年、近未来の地球を描いた長編SF/3Dデジタル・アニメーション。
戦争が大気汚染を加速させ、常に暗く厚い雲に覆われた世界。エネルギーは不足しており、人間同士の争いは絶える事が無い。特権階級としての人々と最下層の人々との軋轢。機械化が進んでいる洗練された都市エコバン。選ばれし者の長たちは利己主義で、都市のためには下層の人々は犠牲にしてもかまわないと思っている者さえいた。

都市エコバンの中心部に不審者が侵入した。追うパトロールのジェイはそれがかつての幼馴染スハであることを知る。彼は元エコバンの住人であったが、今はマールという下層区域にいて、抵抗運動に関わっていた。かつて都市のシステムを構築したノア博士のもとで、ある決心をしていたスハ。遠い日の約束が甦り動揺するジェイ。警備の責任者であるシモンは彼女の心を乱すスハを抹殺しようとする。

「いつか青い空を」

どんよりと垂れ込める雲に閉ざされた世界に、青い空を取り戻すために。異なる立場で再会した男女の愛憎劇を、驚くほど美しく芸術性の高い映像で淡々と綴っていく。

大きなアクションや盛り上がりがあるわけではなく。
脚本じたいも「三角関係」とSFを絡ませてるなあ、くらいの話。
勿論、環境問題や戦争の愚かさ、人工的な世界の綻びなど観るべきところはある。
唯一の希望が青空という叙情的な雰囲気がかなり印象に残る映画。
とにかくワンシーンごとの美しさに見惚れました。本当に綺麗。
この映像美だけでも観て欲しいくらい。

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ただ画に興味が無いウチの家族は寝てしまいました・・・。
この人は攻殻もイノセンスも雲の向こう、約束の場所も寝てたんで
あまり参考にならないと思います。

逆に押井、新海、今敏作品はじめ、古くは「AKIRA」など大友
作品、ジブリ作品まで、日本の長編アニメーションを観てきた人々には
とても興味深いのではないか、と思いながら観ていました。

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背景の美しさやデザインの巧みさ綺麗さ、私は好みでした。
それから愛情を感じさせる場面で、男子もポロポロ泪を
こぼすあたり、向こうのドラマを思い出しました。

具体的にコレってあげにくいのだけど
スローな動きと感情の流れをゆっくりゆっくりなぞって
台詞の少ない、音が消えるような場面が切ない。

変型バイクの疾走感や、「空を飛ぶ乗り物」の描写は
多くの映像で観られる。あと狭い空域での追跡劇。
たいてい逃げるヒーロー側を追う立場のカタキ機が
別に攻撃受けてなくても自分から障害物につっこむよね。
これはSWからなのかな?

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