機動戦士ZガンダムII -恋人たち-
2005年10月29日 観た映像
「機動戦士ZガンダムII 恋人たち」ZGII-Lovers−
2005年/98min
原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季
原案 :矢立 肇
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン:大河原邦男/藤田一己
作画監督:恩田尚之/重田敦司 他
音楽:三枝成彰
テーマ曲:Gackt
企画・製作:サンライズ
製作協力:バンダイビジュアル
配給:松竹
==================================================
Cast
カミーユ・ビダン:飛田展男
クワトロ・バジーナ:池田秀一
アムロ・レイ:古谷 徹
フォウ・ムラサメ:ゆかな
サラ・ザビアロフ:池脇千鶴
カツ・コバヤシ:浪川大輔
ベルトーチカ・イルマ :川村万梨阿
エマ・シーン:岡本麻弥
レコア・ロンド:勝生真沙子
ファ・ユイリィ:新井里美
ブライト・ノア:鈴置洋孝
ジェリド・メサ:井上和彦
パプテマス・シロッコ:島田 敏
ハマ−ン・カーン:榊原良子
==================================================
Zガンダム本編をきちんと観ていないので
想い出にも浸れず、映画としてみても噛みあわず
ツギハギの場面から場面へのつながりに疑問が多く
「星を継ぐ者」同様、旧作絵と新作絵の落差に哀しみ
制作した人々には何がしたいのか、素直にまっすぐに
問いかけたくなる劇場こうかい版ガンダム。
前作はそれでも、シャアとアムロが観られて良かった、
美しい絵の場面が少しでも拝めて嬉しかった、と思いましたが
今回はさすがにそうも言っていられませんでした。
前作本編後の予告では、「・・・それはキスの記憶」のような
コピーがついていたと思います。
恋人たちと銘打っていながら、その機微も残さず、(新しく)充分に描かず
カミーユの気持ちがちっとも理解できない。
フォウがカミーユの大事な女の子のひとりであったなら
せっかく描き直してもあれだけでいいのかな。
出会いから別れまで、いろいろあっただろうエピソードをたくさん
飛ばしていることはわかるけれど、あの流れで観ていたら、
悲しみに打ちひしがれているだろう彼がそらに上がって
間もなくファとキスしようとする神経もわかりにくい。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
登場人物は恋というより色ボケに見えた。
閉鎖された艦内や、戦場化で命のやり取りをしているときは
誰かに傍にいて欲しかったり、好きになりやすかったり
子孫を残そうと本能的にあがいたりするってこと?
男どもが女に甘すぎ。
あと女性に甘えたがり。
女の子も「女性」ばっかり手札に使うところが。
作戦で何でもありだからもてる武器は何でも使うのが
当たり前だとしても、うーん。
かっこいいだけだったり、いかにも登場人物として
カンペキだったりすることがなくて
みんなエゴイストで、余裕無くて、カサカサしてる部分が
見えすぎるのがゴロゴロしこりになるのかな。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回はシャアがそのへんのおじさんに見える時があった・・。
(シャアを目で追うくらいしか楽しみが無かった)
前作エンディング後の予告イラストでは、二人の女性が
タイトルの横に佇んでいました。「恋人たち」は
カミーユとフォウ、アムロとベルトーチカだけじゃなく、
レコアさん(とシャア?)、サラとシロッコ/カツ、
それからジェリドとマウアー。
それぞれの男女の話もありました。
が、ちょっとずつすぎて(笑)。
サラのシロッコへの気持ちはけなげだなあと思いました。
シロッコの新作絵も多少あったので、この絵なら
かっこいい人なのかな?でも何が目的の人?と
やっぱり理解できてない。
ファンのための再編集版というほどファンの気持ちを大事に
しているというわけではないだろうし。
時期的に種が流行って、ファーストも見直されていて、
それならZも今再び、なのかな。
よくテレビで放映している、作品紹介特番として捉えてもいいかも。
Zガンダム(TVシリーズ)の本編をぜひ最初からご覧下さいという。
映画でわからなかったところを理解してください、みたいな。
実際、劇場版一本目のあと、テレビシリーズについては
少しずつ観ています。
公開初日のせいか、劇場内は混んでいました。
前もって友人がチケットを取ってくれていたので、いい席で
観られました。劇場で大きな画面はいいですよね。
やはり、全部新作絵で観たかったです。
新訳だか新釈だか言ってるんだから、もっと大胆に
旧作のエピソードを削り完全新作劇場版として
三部作であったなら、私は観ていてもっと
嬉しかったんじゃないかと思います。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
追記
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
テレビシリーズDVDを最終巻まで観ました。
家族が「映画三本じゃ無理」
「テレビでもエピソードの合間にもっと何か描かれそうなのに」
と言ってたことに頷いてしまいました。
それから、映画としてどうかと言うより、
たぶん私がカミーユに共感しにくいんだと思いました。
じゃあ誰を観るかというと、(シャアは置いといて→別格)
誰だろうなあ・・・。
リアルタイムで観てたら違うんだろう。
それを今言っても始まらないし。
劇場版最終話はどうまとめるのかと、
新作絵や場面を楽しみに待つことにします。
2005年/98min
原作・脚本・絵コンテ・総監督:富野由悠季
原案 :矢立 肇
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン:大河原邦男/藤田一己
作画監督:恩田尚之/重田敦司 他
音楽:三枝成彰
テーマ曲:Gackt
企画・製作:サンライズ
製作協力:バンダイビジュアル
配給:松竹
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Cast
カミーユ・ビダン:飛田展男
クワトロ・バジーナ:池田秀一
アムロ・レイ:古谷 徹
フォウ・ムラサメ:ゆかな
サラ・ザビアロフ:池脇千鶴
カツ・コバヤシ:浪川大輔
ベルトーチカ・イルマ :川村万梨阿
エマ・シーン:岡本麻弥
レコア・ロンド:勝生真沙子
ファ・ユイリィ:新井里美
ブライト・ノア:鈴置洋孝
ジェリド・メサ:井上和彦
パプテマス・シロッコ:島田 敏
ハマ−ン・カーン:榊原良子
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Zガンダム本編をきちんと観ていないので
想い出にも浸れず、映画としてみても噛みあわず
ツギハギの場面から場面へのつながりに疑問が多く
「星を継ぐ者」同様、旧作絵と新作絵の落差に哀しみ
制作した人々には何がしたいのか、素直にまっすぐに
問いかけたくなる劇場こうかい版ガンダム。
前作はそれでも、シャアとアムロが観られて良かった、
美しい絵の場面が少しでも拝めて嬉しかった、と思いましたが
今回はさすがにそうも言っていられませんでした。
前作本編後の予告では、「・・・それはキスの記憶」のような
コピーがついていたと思います。
恋人たちと銘打っていながら、その機微も残さず、(新しく)充分に描かず
カミーユの気持ちがちっとも理解できない。
フォウがカミーユの大事な女の子のひとりであったなら
せっかく描き直してもあれだけでいいのかな。
出会いから別れまで、いろいろあっただろうエピソードをたくさん
飛ばしていることはわかるけれど、あの流れで観ていたら、
悲しみに打ちひしがれているだろう彼がそらに上がって
間もなくファとキスしようとする神経もわかりにくい。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
登場人物は恋というより色ボケに見えた。
閉鎖された艦内や、戦場化で命のやり取りをしているときは
誰かに傍にいて欲しかったり、好きになりやすかったり
子孫を残そうと本能的にあがいたりするってこと?
男どもが女に甘すぎ。
あと女性に甘えたがり。
女の子も「女性」ばっかり手札に使うところが。
作戦で何でもありだからもてる武器は何でも使うのが
当たり前だとしても、うーん。
かっこいいだけだったり、いかにも登場人物として
カンペキだったりすることがなくて
みんなエゴイストで、余裕無くて、カサカサしてる部分が
見えすぎるのがゴロゴロしこりになるのかな。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回はシャアがそのへんのおじさんに見える時があった・・。
(シャアを目で追うくらいしか楽しみが無かった)
前作エンディング後の予告イラストでは、二人の女性が
タイトルの横に佇んでいました。「恋人たち」は
カミーユとフォウ、アムロとベルトーチカだけじゃなく、
レコアさん(とシャア?)、サラとシロッコ/カツ、
それからジェリドとマウアー。
それぞれの男女の話もありました。
が、ちょっとずつすぎて(笑)。
サラのシロッコへの気持ちはけなげだなあと思いました。
シロッコの新作絵も多少あったので、この絵なら
かっこいい人なのかな?でも何が目的の人?と
やっぱり理解できてない。
ファンのための再編集版というほどファンの気持ちを大事に
しているというわけではないだろうし。
時期的に種が流行って、ファーストも見直されていて、
それならZも今再び、なのかな。
よくテレビで放映している、作品紹介特番として捉えてもいいかも。
Zガンダム(TVシリーズ)の本編をぜひ最初からご覧下さいという。
映画でわからなかったところを理解してください、みたいな。
実際、劇場版一本目のあと、テレビシリーズについては
少しずつ観ています。
公開初日のせいか、劇場内は混んでいました。
前もって友人がチケットを取ってくれていたので、いい席で
観られました。劇場で大きな画面はいいですよね。
やはり、全部新作絵で観たかったです。
新訳だか新釈だか言ってるんだから、もっと大胆に
旧作のエピソードを削り完全新作劇場版として
三部作であったなら、私は観ていてもっと
嬉しかったんじゃないかと思います。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
追記
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
テレビシリーズDVDを最終巻まで観ました。
家族が「映画三本じゃ無理」
「テレビでもエピソードの合間にもっと何か描かれそうなのに」
と言ってたことに頷いてしまいました。
それから、映画としてどうかと言うより、
たぶん私がカミーユに共感しにくいんだと思いました。
じゃあ誰を観るかというと、(シャアは置いといて→別格)
誰だろうなあ・・・。
リアルタイムで観てたら違うんだろう。
それを今言っても始まらないし。
劇場版最終話はどうまとめるのかと、
新作絵や場面を楽しみに待つことにします。
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