「高畠華宵展〜大正・昭和☆レトロビューティー」
を観てきました。平日の午後ということもあるし
会期も来週まで・・・だからかどうかわかりませんが
かなり空いていて、観に来ているお客さんは
ほとんど年配の方ばかり。
(それもおじーちゃんおばーちゃん多し)
展示にじっくり見入っているその姿を観るのがまた
想像をめぐらせるとなかなか楽しかったり。
若かりし頃や子供の頃、よく見た絵柄なのかしら?とか。
・・・イヤちょっとまて大正と昭和初期ならもう今
何歳になってんだ・・・んんーと。

それよかアタシ、やっぱ嗜好が年寄りかしら・・。
懐古に回顧、レトロ好き。

昔の「美人画」と呼ばれた日本画の流れをくむ
綺麗な挿絵やイラストを描く画家さんたちが好きです。
弥生美術館や竹久夢二の美術館は何度も行きましたし
こういう展示があるといつも行きたくなります。

華宵さんは広告イラストから注目されたイラストレーターで
当時のスター。華宵御殿の様子や、女の子にきゃーきゃー
言われただろうことが展示物や写真からよくわかります。
(ルックスじゃなくてね(たぶん))

あー、でも昔は今みたいにアイドルがブラウン管やら
そのへんやらにゴロゴロしてないぶん、作家や画家など
著名人に、強烈にラブコールした女学生が多かったみたいですね。

きっと多くの人が目にしたことある(と自分は思っている)
上目遣いの色っぽい艶っぽい絵。
乙女の絵が多いのはもちろんですが、少年たちの絵もまた
色気全開。って私の目にフィルターかかってるのか。
それから、大正昭和の女性の服装についての展示が
面白かったです。れとろ・もだーん。

今回メインは華宵さんですが、竹久夢二と蕗谷虹児の作品も
ほんのちょこっとだけ展示の最後のほうにまとめて置いてありました。

主催が地方新聞社なのですが、あまりタダ券をばらまかなかったのかな。
大手某新聞社などが主催する美術展だと、会期終了間際に
招待券を大量に購読者に配布して週末ものすごく混んだり・・・
ということがたびたびあります。

でも空いている展示を観られることが一番の幸せ。
何と言っても自分のペースで、好きなだけ
じっくり眺めることができるからです。

楽しみにしていた図録はなくて、普通の本屋さんでも扱う
美術特集本が、この展示に合わせるように発行されたらしい。
小さい本なのでがっかりしましたが、展示されていた絵で
ウチにある本にはない絵もいろいろ載っていたので買いました。

展示は美術館「えき」で今月21日まで。

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