ISBN:4480056084 新書
著者:竹田 青嗣 (筑摩書房)
子供の頃から読みづらくて
どうも「読めない(=読もうとしない)」
漢字や言葉があります。
変な覚え方をしてそのままでいたり。
漢字はともかく、私の場合その読みたくない「語」は
図書館や書店の背表紙や、文庫本などの巻末広告に
ありました。ひとつは「フィッツジェラルド」。
それから「ツァラトゥストラ」です。
いつも目にするたび頭でわかってても
きっとさらっと口に出せないだろうなあと思ってました。
The Great Gatsbyを読んでからは前者はソラでも
言える様になりましたが、後者のニーチェの著作や
シュトラウスの交響詩のタイトルに使われている
この名前は脳内ではずっと「つぁられるとら」とか
「つぁられるすとら」のよーなわけわかんない
響きのまま今まで来ました。
頭では(この読み方絶対チガウ)とわかってるのに
ちゃんと読もうとしなかったわけです。
特に「ツァラトゥストラはかく語りき」という
古めかしい言い方のタイトルはずーっと
頭の中に残っていて、いつかどんな内容か
(本のほう、「〜はこう言った」)
読んでみたいなあと思ってました。
そういう人間ですので、この本を読んで
なるほど、これはこうかと「理解」したり
「解釈」できたか?・・・あんまり。
しかしもう間違えずに「ツァラトゥストラ」って
言えるのが嬉しいような、妙に残念なような。
謎は謎のままが面白いっていう感じで。
--------------------------------
この本で知った「ルサンチマン」については
面白いなあと思いました。「神」や「超越した存在」に
委ねる宗教に不信感や疑問がいつまでも消えないため
こういう考え方もあるんだと。
入門書、だけど、研究者の著作にありがちなたくさん引用。
それから比較研究。聞いたことのある単語や人物にしても
じっさいそれらの著書を読んでるわけでなし。
例としてあがっている他の哲学に関連した人や書物を
それぞれ探してみようかな。
本題から逸れまくってイチからえんえんと説明する本も
面倒ですが、自分(著者)だけわかってるんだよなぁって
文章は読んでいるとしんどいところはあります。
----------------------------------------
どんな小さなコトにも意味がある・・・とか
決して何ヒトツ無駄じゃないんだ、などと空元気に
言い聞かせる機会がありますが(無論自分自身にも)
『世界と歴史の時間にはどんな「意味」も存在しない』なんて
ずばーっと言われちゃうほうが、
「ならばそこから(私は)どうする?」って考えたくなるので
いいんじゃないかしら、と思ったしだい。
ニーチェからだんだん逸れていきますが・・・。
えーとただ厭世観に陥るのではなくて。
物事に「すべて等しく」はあり得ない、だから
こうして行こうって考えていったほうが前向きな気がする。
例えば働かない人(働くことができない人)と
自分の時間を削って働く人が同じであるわけがない。
だから相互扶助があるわけですが。
著者:竹田 青嗣 (筑摩書房)
子供の頃から読みづらくて
どうも「読めない(=読もうとしない)」
漢字や言葉があります。
変な覚え方をしてそのままでいたり。
漢字はともかく、私の場合その読みたくない「語」は
図書館や書店の背表紙や、文庫本などの巻末広告に
ありました。ひとつは「フィッツジェラルド」。
それから「ツァラトゥストラ」です。
いつも目にするたび頭でわかってても
きっとさらっと口に出せないだろうなあと思ってました。
The Great Gatsbyを読んでからは前者はソラでも
言える様になりましたが、後者のニーチェの著作や
シュトラウスの交響詩のタイトルに使われている
この名前は脳内ではずっと「つぁられるとら」とか
「つぁられるすとら」のよーなわけわかんない
響きのまま今まで来ました。
頭では(この読み方絶対チガウ)とわかってるのに
ちゃんと読もうとしなかったわけです。
特に「ツァラトゥストラはかく語りき」という
古めかしい言い方のタイトルはずーっと
頭の中に残っていて、いつかどんな内容か
(本のほう、「〜はこう言った」)
読んでみたいなあと思ってました。
そういう人間ですので、この本を読んで
なるほど、これはこうかと「理解」したり
「解釈」できたか?・・・あんまり。
しかしもう間違えずに「ツァラトゥストラ」って
言えるのが嬉しいような、妙に残念なような。
謎は謎のままが面白いっていう感じで。
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この本で知った「ルサンチマン」については
面白いなあと思いました。「神」や「超越した存在」に
委ねる宗教に不信感や疑問がいつまでも消えないため
こういう考え方もあるんだと。
入門書、だけど、研究者の著作にありがちなたくさん引用。
それから比較研究。聞いたことのある単語や人物にしても
じっさいそれらの著書を読んでるわけでなし。
例としてあがっている他の哲学に関連した人や書物を
それぞれ探してみようかな。
本題から逸れまくってイチからえんえんと説明する本も
面倒ですが、自分(著者)だけわかってるんだよなぁって
文章は読んでいるとしんどいところはあります。
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どんな小さなコトにも意味がある・・・とか
決して何ヒトツ無駄じゃないんだ、などと空元気に
言い聞かせる機会がありますが(無論自分自身にも)
『世界と歴史の時間にはどんな「意味」も存在しない』なんて
ずばーっと言われちゃうほうが、
「ならばそこから(私は)どうする?」って考えたくなるので
いいんじゃないかしら、と思ったしだい。
ニーチェからだんだん逸れていきますが・・・。
えーとただ厭世観に陥るのではなくて。
物事に「すべて等しく」はあり得ない、だから
こうして行こうって考えていったほうが前向きな気がする。
例えば働かない人(働くことができない人)と
自分の時間を削って働く人が同じであるわけがない。
だから相互扶助があるわけですが。
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