最近また並行&ナナメ読みが多いです。
なじみのある文章が頭に浮かんで、
詩集や古典引っ張り出してきて
それ探してみたり。

暗記できるときに、できるだけいろんな言葉を
暗記しておけばよかったなあ〜とよく思います。
歌は音楽に合わせて、自然と覚えてしまいますが
長い言葉はそうも行かないし。

お気に入りの文章は、詠うように脳内をめぐらすのが好きです。
時折家族に読み聞かせたりして迷惑がられます。(痛)

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最近やっと最後まで読み終わった本。

『野望円舞曲<5>』
田中芳樹&荻野目悠樹:共著
(徳間デュアル文庫)

これ、続きどうなってるのかなあ・・・。

諜報部員とお嬢様の恋の行方はいつも
気になるしもえもえっとしますが、
如何せん、感情移入がもっとも必要な
ヒロインのお嬢様、またはお付の侍女の魅力が乏しく
(設定もいいし外見は綺麗だと思いますが)
これ、ヒロインなのかなぁ?
脇役みたいだな・・と思います。

スペオペの主役は女殺しのジェラルドで
武装家臣のアルフォンソとのコンビのほうが目立ってます。

メイン・サブ二人ずつ、双方主役という気分にさせるのは
銀河英雄伝説でもそうでしたが
あれは一応敵と見方に分かれて
それぞれの軍の人間模様を描いていたからで・・・

このお話は、ヒロインを設定しながら
それを生かさず、やっぱり中国史なみの
群雄割拠を描きたいっていうごちゃごちゃがあって、
エレオノーラがすごい中途半端なキャラ。
卓抜した頭脳や圧倒的な強さを持つわけでもなく
行動をしても空回り。
自己中心的な部分だけが目立つ。

成長途中だから、今の段階では小娘にすぎないから・・・
お嬢様育ちだからってだけじゃない。
そういうじれったさを売り物にしてるとか?

そういうことじゃなくても、
人間的な部分、弱い部分があって当然にしても
今ひとつヒロインとして何か物足りない。
彼女が「動いて」もつまらないんですねー。
最初の巻の頃はまだ何かありそうな気がしたのに。

いろいろと面白いの要素があるのに、もったいないな、と思います。

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